体を壊す前に気づくべきこと3:「自分を大切にする」のを学ぶこと
自分に無理をさせてしまう人は、「自分を大切にする」のができていないことも少なくありません。自分を大切にできていない人は、自分を愛せていません。そして、自分を愛せていない人は、本当の意味で、人のことを愛することができません。だから、まずは自分を大切にし、愛することを学ぶ必要があるのです。
恋愛においても、自分を大事にできない人ほど、自己犠牲をして相手に尽くしてしまう傾向があります。そして、そんなときは、大概、相手に見返りを求めてしまいます。「私がここまでやったのだから、あなたも同じくらい、何かを返してほしい(=こんなに愛しているのだから、私のことも愛してほしい)」と思ってしまうのです。
見返りを求める時点で、相手に対して抱いているものは、本当の愛ではありません。本当の愛は無償だからです。
そして、それは、自分を大切にしていない(=自分を愛せていない)からこそ、自分の内側に愛が足りず、人に“見返りを求める愛”を投げかけることで、愛を得ようとしてしまうところがあるのです。
でも、そんな恋愛は、うまくいかないことが多いでしょう。相手からしてみたら、愛を感じられないからです。
自分を大切にしている人は、相手にしてあげたいことはするけど、したくないことはしません。自分を大事にするためには、他人軸ではなく、自分軸で生きることが重要です。もちろん「相手と折り合いをつけていく」ことは大切ですが、自分をおざなりにするのはよくありません。
それは、仕事でも同じです。自分を大切にしている人は、「ただただ会社の言うことに従う」なんてことはしないで、理不尽だと思うことに対しては交渉します。
それがかなわない場合は、異動願いを出したり、転職を試みたりすることもあるのです。だから、自分を大切にしている人ほど、自分に合った環境を手に入れやすいのです。
自分を大切にするためにできていたほうがいいことがあります。それは、「自分の心と体の声を聞く」ということです。自分が何を思っているのか、本心をきちんと感じ、受け止め、さらに体の声も聞いて、自分が心地よい状態になるようにするのです。
だから、自分を大切にしている人は、疲れた時は、きちんと休むのです。
このように自分の体と良好に関われるようになるためには、単に「健康に気を付ければいい」なんて話ではなく、「手元にある幸せに気づくこと」「自分を大切にすること」ができているのかが関係していて、これらは人生において幸せになるためにも、大切なことなのです。
大病を患うと、人生を悟る人が多いのは、そのときにこの2つのことを学ぶからなのかもしれません。でも、できることなら、体を壊す前にこれらのことに気づき、健康で快適な日々を過ごしていたいものですね。
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