40代からパリ生活を始めた無類の食いしん坊・井筒麻三子が、「のんびりゴロゴロしてても、美味しいものが食べたい〜」と考え出したレシピから始まった、お料理連載。ゆる〜っと簡単なのに、小洒落た美味しいものが作れるから、お料理が苦手な方、「今日の献立を考えるのが面倒」という時にこそ、ぜひ作って欲しいお料理が揃っています。
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実はワタクシ、恥ずかしながら豆乳やお豆腐といった大豆製品にあまり興味がないのです。身体にいいとわかってはいても、大豆を絞ったもの(つまり豆乳)の味が好きではなく。そのため積極的には食卓に取り入れてこなかったのですが、珍しく「あらこれ豆乳臭くないし、簡単で美味しいわ!」と現在マイブームになっているのが、台湾の朝ごはんとして人気の高いシェントウジャンです。
具材を入れたお碗に温めた豆乳を入れ、その後加えるお酢の効果で柔らかいお豆腐のようになったものを頂くのですが、大概のレシピに書いてあるザーサイや黒酢がフランスでは入手が難しい……。ならば我が家にあるもので作ってみよう! とあれこれトライ。結果として我が家では「ザーサイはお漬物で代用できるし、黒酢でなくてもバルサミコ酢でOK」ということになりました。バルサミコ酢がなければ他のお酢や、レモン汁でももちろん大丈夫です。
台湾でシェントウジャンを食べたことがないので、本場で食べたら全然違うのだろうな思いつつ、簡単で美味しくてなおかつヘルシーなら、なんちゃってもありかなと考えてマス。
ちなみにフランスでは豆乳というとロングライフの常温タイプしかなくて(私調べ)、もはやそれが無調整なのか否かもよくわからないのですが、それでもなんとなくトロ〜リとした感じになります。本場のように揚げパンに浸して食べずとも、豆乳スープ的に頂くのもオツなものかと。良質なタンパク質を簡単に取れるので、小腹が空いた時や、ダイエット中にもおすすめです!
豆乳を温めたら出来上がり。なんちゃってシェントウジジャン
材料(一人分)
・豆乳 200ml
・好みの漬物(ぬか漬けなど、食感のあるものがお勧め) 大さじ1〜2
・乾燥エビ 大さじ1
・塩昆布 ひとつまみ
・バルサミコ酢 大さじ1/2(他の酢でもOK)
・醤油 小さじ1
・コリアンダー 少々(紫蘇、ネギ、など他の薬味でも)
・ごま油 少々
・ラー油 少々(お好みで)
作り方
1 漬物はみじん切りにする。
2 お碗に1の漬物、乾燥エビ、塩昆布をいれる。
3 鍋に豆乳を入れ、沸騰直前まで温める。
4 2に3の豆乳を加え、バルサミコ酢を入れる。かき混ぜたりせず、そのまま2〜3分豆乳がとろりとしてくるのを待つ。
5 4にコリアンダー、醤油、ごま油、ラー油を加えて出来上がり。
「◯◯のレシピが知りたい」と言ったリクエストも、どしどしお待ちしております♪ 「作ったよ!」と言う方も、ぜひぜひお教えくださいね〜。
ではまた来週土曜日に、お会いしましょう〜!
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