スタイリスト福田麻琴さんが、身の回りの”愛するモノ”について語ります。
ディプティックのフレグランス
初めての出会いは20代前半。
すでにフレンチカジュアルが好きでしたがまだパリを知らない頃。
ボスのボスがフランスに住んでいて、お土産に頂いたのが始まりです。
今も思い出せるあの衝撃!
それはアニエスべーのボーダーを知った時と同じくらいの破壊力(笑)。
香り、パッケージ、クラシックだけどユニセックスな佇まい……素敵。
それまでキャンドルに限らず香り付きの物といったらフラワーの香り、とかシャボンの香り、とかそんなものしか知らなかった私は、フィグだとかチュベローズだとかの、はじめましてな横文字に完全に飲み込まれました(笑)。
そんな私にもわかる本物感。
それが20年? 経った今も愛される所以でしょう。
今なおその佇まいは最高にカッコ良くて空になったボトルを捨てることさえ躊躇してしまいます。
その後パリへ留学することになるなんて思いもしませんでしたが、思い返せば彼女が連れて帰ってくるあの空気ごと好きだったんだと思います。もちろんお土産も楽しみでしたけど!
写真・文/福田麻琴
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