美人眉のテンプレが時代遅れに!? 薄い眉も濃い眉も今どき眉メイクの新常識!
知ってよかった! 旬のビューティ情報をお届けする連載。今回は、メイクの永遠のテーマ、眉について。今、目指すべき眉と使いたいアイテムを、ヘア&メイクアップアーティストの岡野瑞恵さんといっしょに考えます。
今週のゲスト
ナビゲーター
入江信子
ビューティエディター&ライター。ビューティアイテムを見極める慧眼とトラブル”回避ケア”のプロ。美容業界屈指の「年齢不詳」女性ゆえ、久しぶりの再会メンバーからは、いつも年齢を尋ねられてしまう!
藤本容子
ミモレ編集部エディター。ストイックな筋トレや美容医療を遠巻きに眺めて早○年。肌とボディのエイジングには、とにかくポジティブ&マイルド♡♡につき合っていくスタンス。
眉もまつ毛と同様、「3D」でとらえて!
入江 眉、みんな悩んでますよね。アラフォーともなれば、もう眉メイクのベテランのはずなのに……。
藤本 そこで今回はアドバイザーとして、ヘア&メイクアップアーティストの岡野瑞恵さんをお迎えしました(拍手)!
入江 岡野さんは、私たち一般人の眉メイクを見る機会も多いと思いますけど……。
岡野 太めの眉が流行っているからと、ペンシルやパウダーで太く塗りつぶしている人が目立ちます。でもそれだと、眉が顔にベタッと貼りついたようになって、眉ばかりに目がいくし、顔もフラットに見える。骨格にメリハリがある若い頃なら、モードと言えなくもないけど、40代だとお笑いっぽくなっちゃう。
藤本 じゃあ、どうすれば……?
岡野 大事なのは、眉本来のリアルな毛流れを再現すること。眉もまつ毛と同じく、立体的な「3D」を目指すべきなんです。
入江 眉って平面じゃなくて、部分によって毛が立ち上がっていたり、流れがあったりと、立体感があるから、それを強調するということですね。
岡野 3D眉にしようと思ったら、ペンシルだけとか、パウダーだけとか、1つのアイテムで押し切るのはムリ。いろいろなアイテム=質感を使い分けることで、立体感が表現できるんですよ。
入江 アイテムを変えれば、質感も変わって、ニュアンスが出る、と。何を揃えればいいですか?
岡野 できればパウダー、ペンシル、リキッドペンシル、アイブロウマスカラの4つを持っていてほしいですね。最低2つはあったほうが。
太めストレート、長さ短めが今眉のオキテ
藤本 ところで、長さとか形ってどうすれば今っぽいんでしょう?
岡野 昔は、「眉尻は小鼻と目尻の延長線上にくるように」と言われていましたが、今はそれだと長すぎ。「口角と目尻の延長線上に」が正解です。
入江 なるほど、昔の常識にとらわれているとキケンというわけですね。
岡野 あと、以前は「眉山から描く」と言われましたけど、そうすると山が強くなってしまうのでNG。眉山の下の毛が足りない部分から描いて、形もアーチではなく、「上下が平行ぎみになるように」を心がけて。
藤本 確かにアーチっていうだけでちょっと古い感じ。眉って時代が出ますよね〜。
岡野 大人は、太さがありつつ、優しく、知的な眉を目指してください!
40代の美眉を仕上げる鉄板リスト
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岡野瑞恵さん
ヘア&メイクアップアーティスト。その人本来の魅力を生かしつつ、トレンド感と知性ある雰囲気を表現するメイクが評判。今っぽさと抜け感で、大人の女優たちからも絶大な支持を集めている。『大人のMake Book』など著書も人気。