こんにちは。週のまんなか水曜日、いかがお過ごしですか?

先日、銀座教文館で行われている藤城清治さんの個展を見に行ってきました。影絵作家である藤城清治さんは、御年97歳。でもまだまだ現役、今年作ったばかりの新作もありました。

エントランスからワクワクします。

館内は撮影OK。入り口の掲示には、作品を「もっと親しんでもらいたい」という藤城さんからメッセージが丁寧に綴られていました。

見る角度によって光とともに雰囲気が変わったり、お向かいの作品が映って重なって見える美しさも影絵の魅力の一つ。


子どものころから藤城さんの作品が大好きで、アンデルセンの童話や、日本の昔話などを、この幻想的な影絵と共に楽しんできました。

絵本で見るのも素敵ですが、やはりこうして作品を直に見ると、大きな世界観で物語の中にすっぽりと包まれてしまいます。

今年作った新作のそばに寄ってみました。以前の繊細さとはまた違った力強い作り。


元気に作品を作り続けるために、毎日散歩を欠かさない藤城さん。昨年の展示ではそんな元気なお姿と、歩く藤城さんの絵が飾られていました。

昨年の個展での展示。


大きな美術館での展示ももちろん素晴らしいのですが、ここ教文館での個展はこじんまりとしたスペースだということもあり、毎回、細部にわたって藤城さんの温もりを身近に感じます。

私は毎回、藤城さんの作品に包まれると、胸がいっぱいになって泣いてしまうのです。

こちらも昨年の展示風景。藤城さんの愛猫、ラビー。
夜があけて 猫の舌
ほっぺに ぺろり ざらざら
寝ざまし時計
今日もうれしい 生きるよろこび


銀座教文館での個展は、今回が最後となるそうです。

寂しいな……。行きたいのに行きたくない、というあまのじゃくな気持ちで向かったのですが、入った瞬間に感じたのは、明るさ。

影があるから光がある。戦争を経験した藤城さんの作るものには、いつも圧倒的な生命力と「生きるよろこび」があります。

 

コロナ禍で、アクリル板に絵を描く楽しみを見つけた藤城さん。見に来た人みんなに楽しんでもらおうと、心から歓迎してくれているようでした。

 

くすぶっちゃいられないですね。この毎日がどんなにかけがえのないものか。
毎日を明るくするのは、自分自身のこの手なんだなと感じ、笑顔で帰ってきました。

この夏最初で最後のかき氷もいただいてきました♪

それでは、今日もよい1日を!