子供の頃から料理が大好きなアクセサリー作家・山本亜由美が、日々アトリエにこもって、知らない味や大好きな味の再現にトライする「食いしん坊レシピ」がスタート! 
あるときは1人で。スタッフや友人がいるときは2人で。
簡単で美味しくて、素材の組み合わせも楽しくて。
足したり引いたりが簡単なご飯をご紹介しようと思います。

 


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おもてなしにも! 秋くだものの白和え【レシピ】_img0
 

秋の食材がスーパーに並ぶようにになりましたね。
柿に落花生、レンコンにさんま、栗にきのこ、と好きなものばかり。
せっかくなのでお休みの日に人を呼んでランチをしようとメニューを考えてみました。

おもてなしにも! 秋くだものの白和え【レシピ】_img1

 
<秋の休日おもてなしメニュー>
大根と干し椎茸と干し貝柱の薬膳スープ
栗の八角茹で
くだものの白和えズッキーニのジョン
焼きキノコのマリネ
漬けカツオと薬味のサラダ
里芋の春巻きにピーマン醬
他にもあれこれ

手間暇かけてスペシャルなご飯を作る事も大好きですが、普段のご飯にちょっとだけ工夫して「おめかし」する事も大好きです。
例えば白和え。
具材全てを混ぜ込んだ白和えではなく、「白和えの元」的な豆腐クリームを作り、具は横に添える白和えです。
クリームと具をそれぞれ素敵な器に盛り付けるのも特別感があって良いですよね。
普段のご飯もとっておきのお皿を使ったり小皿をたくさん使ったり、調味料を工夫したり、そんな「おめかし」という心遣いがおもてなしなのでしょうね。

今回はくだものの白和えをご紹介します。
 

くだものの白和え

おもてなしにも! 秋くだものの白和え【レシピ】_img2

 

材料(作りやすい量)

・柿、梨、いちじくなど  お好きなだけ
・木綿豆腐 1丁
・白ごまペースト(くるみペーストでも)大さじ1〜2
・きび砂糖 大さじ1
・本みりん 小さじ2
・醤油 大さじ1


作り方

1 木綿豆腐をキッチンペーパーで包み軽めの重石をし、常温で3〜4時間ほど軽く水抜きをする。

2 ハンドブレンダーで豆腐を滑らかクリーミーにし、調味料を様子を見ながら加え豆腐クリームを作る。

おもてなしにも! 秋くだものの白和え【レシピ】_img3

 

3 器に盛り付け横にお好きなくだものを添える。

*豆腐クリーム自体はほの甘い味付けです。くだもの以外も合いますので具によって砂糖や醤油を足したりごまペーストを増やしたりお好みで変えてください。
*水を抜きすぎると硬いクリームになるためほどほどに。


昔見た「タモリ倶楽部」のなかでタモリさんが作っていた白和え。それはフードプロセッサーで滑らかにした豆腐に醤油をたらし、茹でたほうれん草をまぜたものでした。
以来はまったのが豆腐に少量の塩だけ、味噌だけ、醤油だけのクリーム。こちらも本当に使い勝手がよく、いろいろなおかずと一緒に食べると美味しいのです。青物のおひたしやひじきの煮付けと一緒に食べたら口の中でちゃんと白和えになるんです!

タモリさんは水抜きなしでしっかり醤油でしたが、わたしの好みは軽い水抜きとほのかな味付け、そして混ぜない事。
食べたい量だけ使えるし、水っぽくならないし、余ったら春巻きの皮に包んで揚げたり、肉と混ぜて豆腐ハンバーグにしたりと「一人暮らしの使い回し術」でもあるのです。
 

撮影・文/山本亜由美 構成/藤本容子


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