閉経後5年間は、自分の生活習慣がモロに体に出やすくなる
そして更年期でも閉経後の5年は、今度はエストロゲンの分泌がなくなることからくる不調が現れやすくなる時期です。
エストロゲンに守られている期間は、脂質異常症や動脈硬化、骨粗鬆症、うつなどさまざまな病気になりにくかったのですが、その恩恵が受けられなくなる閉経後は、このような病気になりやすくなります。
元からエストロゲンのお守りがない男性は、女性より早く生活習慣病になりやすいのですが、女性も閉経を合図に〝よーいドン〟と、日頃の生活習慣がもろに体に現れる時期がスタートするとも言えるわけです。
生活習慣は、閉経後に慌てて変えようと思っても急には変えられないもの。食事、運動、睡眠と、基本的な生活習慣がちゃんとできていない人は、いまから見直しておくことをおすすめします。
イラスト/Shutterstock
前回記事「40代に入ったら、いつでも更年期の不調は起こり得ると思っておきましょう【産婦人科医・高尾美穂】」>>
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