2016年にクリス・マーティンと離婚し、2018年にTVプロデューサーのブラッド・ファルチャックと再婚している、女優のグウィネス・パルトロウ。今月21日には自身が出演するNetflixのリアリティ番組「Sex, Love & Goop」の配信もスタートした彼女が、インタビューに答えました。自らの私生活でのパートナーシップについても赤裸々に語り、「中高年になってから運命の人に出会うことは可能」だと話しています。
クリスとの離婚時は「コンシャス・アンカップリング(前向きな離婚)」という言葉を使ったことで話題になった彼女。そんな意識高い感じが鼻につくという声も聞きますが、彼女自身もこの言葉に最初は違和感があったことを後に告白していました。
「正直に言えば、この言葉は少し高慢に聞こえるし、進歩的なのが逆にイタい気がして受け入れるのは難しかったの」。そしてその言葉の印象にも関わらず、離婚ではかなりの心の痛手を負ったとも。
そんなグウィネスですが、現在の夫ブラッドとの仲は良好。結婚3年が経った今でも「ハネムーン期のまま」で、「いつまでも結婚した新鮮な気持ちのまま」なんだとか。
40代前半で離婚を経験した彼女は、その後自分探しと自分が心地よく感じられる恋愛関係を探す時間を経たことで、ブラッドと出会い、より親密な夫婦関係を築くことができたのだと言います。
「私は中年期が気に入っているわ。40代半ばを過ぎて、ようやく人は自分を知るのよ。そして自分自身に自分らしく生きることを許可するの」。
ここにたどり着くまでには、たくさんのセラピーを受けてきたとも告白。
「正直になることはとても重要。もしあなたが誰かを喜ばせるために自分ではない誰かのように振る舞うなら、あなたは自分にうそをついていることになる。私の人生を振り返っても、『あれは私らしくなかったな』と思うことがあったけれど、そういう時期には、私はポジティブではない恋愛をしていたのよね」。
そんなネガティブなパターンを手放し、苦手な「親密さ」を深めるために、今でも努力し続けているとグウィネス。心がけていることは、ケンカしても自分の殻に閉じこもろうとせずにコミュニケーションし続けること。もうひとつは、毎週土曜日には「#boyfriendbreakfirst(彼氏のための朝食)」を作ること。
「土曜の朝には必ず、何かスペシャルな朝食を作るの。フレンチ風クレープとか、クラブ・オムレツとかね。これは恋人時代から続けている習慣よ」。
大事なのは、お互い歩み寄るための対話をあきらめないことと、愛情表現をし続けるということでしょうか。たしかに、特に日本人は「一緒にいるんだから愛しているのは当たり前だろう」と言わんばかりに、結婚すると愛情表現を怠りがちな傾向が強い気もします(特に男性が)。だけどお花と同じで、愛って水をやり続けないといけなくて、放っておけば萎れてしまうものなんですよね。
一度結婚に失敗したからこそみつけることができた、夫婦円満のためのルール。だから、愛に敗れたとしても、そこから再び、中高年になってから運命の相手に出会うことは可能だとグウィネスは言うのです。
「結婚や恋愛が上手く行かなかった人たちでも、これから理想の男性に出会うための道のりの途中にいるだけだと知るのは、素晴らしいことじゃないかしら」。
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