10月16日に結婚した、ビル・ゲイツの長女、ジェニファー・ゲイツ(25歳)。挙式費用23億円と報じられている豪華挙式のお相手は、馬術選手のナイル・ナサール。ウエディング会場はニューヨーク州北部にある、ジェニファーが所有する牧場に、全面ガラス張りのパビリオンを何個も特設したという、世界有数の大富豪のお嬢様に相応しい、なんともゴージャスなもの。

ジェニファー・ゲイツと、結婚相手のナイル・ナサール。写真:Abaca/アフロ


実はジェニファー自身も6歳で馬術をスタートしており、馬術競技のトップ選手になるほどの腕前。結婚相手のナイルとは、馬術を介して知り合ったのです。

競技中のジェニファー・ゲイツ。写真:AP/アフロ

ジェニファーのほかにも馬術を本格的に打ち込む二世セレブは多く、ビル・ゲイツのライバルとも言えるスティーブ・ジョブズの末娘、イブ・ジョブズも馬術選手として活躍していることで知られています。

スティーブ・ジョブズの末娘のイブ・ジョブズ。写真:AP/アフロ

面白いのが、ビル・ゲイツが「数々の障害をパートナー(馬)と共に乗り越えるのは人生と同じ」という自身の哲学のもと、ジェニファーに馬術を習わせるため、乗馬の聖地であるフロリダ州のウェリントンに約41億円の牧場を購入。すると同じ年にスティーブ・ジョブズの妻、ローレン・パウエル・ジョブズが、その向かいに約17億円で牧場を購入。その後、ジェニファーもイブもスタンフォード大学の馬術部に入り、トップ選手に。

 

父親同士がビジネスのライバルであるふたりですが、そのふたりが奇しくも 馬術で競う仲になったのは、偶然なのか、それとも意図的なのか。あとから入学したイブは当初はUCLAに入学するつもりだったと言いますが、もしかしたらこれもジェニファーと馬術を競うためだったりして。

東京五輪で活躍した選手たちのエピソードを聞いたときも思ったのですが、一部のスポーツで秀でている人たちって、幼い頃からの親のサポートが半端ないんですよね。もちろん本人の努力は大前提ですし、才能などの要素もあるでしょうが、それと同じくらい、そのスポーツに思う存分打ち込める環境に恵まれていたという印象が強いです。ジェニファーとイブもその例に漏れず。馬術をやらせるために牧場を買い与えるなんて、一般人には絶対できないことですもんね。

ほかにも、ブルース・スプリングティーンの長女ジェシカは東京五輪で団体銀メダルに輝いたほどの腕前ですし、あのスピルバーグ監督の娘、デストリーも馬術選手として注目の存在だとか。

乗馬をたしなむこと自体がお嬢様の証ではありますが、それをトップクラスの大会へ出場するまでに極めてしまうところが、才能ある二世セレブたる所以なのだなあ、と思うのでした。


前回記事「「40代で運命の人に出会った」グウィネス・パルトロウが語る夫婦円満のためのルール」はこちら>>