おはようございます!

1週間が始まりました。月曜日って気が重いときがありますよね。サザエさん症候群って言葉があるくらいだから、週末しばしの休息のあと、お務めに戻るのはけっこう大変なのです。

大人になってからは、カフェに寄ったりお気に入りの音楽を聴いたり、自分なりの「月曜の朝リチュアル」を工夫してやり過ごせますが、子どもはそうもいきません。私も、家と学校の間を切り替えるのがしんどくて、学校行きたくなかったな。不思議なことに、行ったら行ったで平気なんですけどね。

お出かけ大好きなうちの息子も、「家⇄幼稚園」の切り替えは苦手。家で一晩過ごすとモードが変わるのか、朝起きるなり、「⋯⋯ようちえん、きらい」。昨日迎えに行ったときに帰りたくないと泣いてたのは一体どこのどなたですか何なのその豹変ぶりは、と大人は理解できないのですが、「今がすべて」の幼児に大人のロジックは通用せず。考えてみれば、子どもの生活って大人の都合で区切られちゃうから、それもつらいよね。「早くしなさい」って言ってばかりでごめん(でも言うけど。)

家の中でも切り替えが必要なのが、お風呂。すぐに終わるトイレとちがって、お風呂は遊びを強制終了するので、いやだとさんざん拒否されます。

近頃はシャボン玉で釣ってお風呂に入れてます。「シャボン玉大好きだからそりゃ来るよね?」って思うんですが、今ここにあるレゴの方が未来のシャボン玉よりも彼にはだんぜん魅力的だからか、腰が重い。ようやくお風呂場に誘導したらしたで、火がついたシャボン玉熱が止まらない。息子が小さいシャボン玉をポロポロ飛ばしている間にゆっくり髪を洗おうと思ったのに、「大きいの、作って」と吹くやつ(あの棒、なんて言うの?ストロー?)を手渡され、「限界までふくらませたシャボン玉を息子が手で割る」遊びをエンドレスリピート。⋯⋯湯あたりになりますから。

そんな息子の運動会が、先日ありました。秋空は高く、さわやかな風が吹き抜ける快晴の日。子どもたちお手製の旗が、グラウンドを横切ってぱたぱたひるがえります。

期待はしてなかった息子のパフォーマンス。

開会式あとの準備体操では、体操しない。(長男次男もそうだったから、織り込み済み)

さらに見せ場のかけっこでは、出場しない。(走らないならともかく、出ないとは。グラウンドに出たらノリで走るだろうとも思ったけど、出ないときたか)

なんと進行を止めて、年長の子どもたち数人と先生が息子に説得工作を開始しました。うちの子のせいで全体が遅れちゃうとハラハラしますが、息子を操縦する自分の能力にいまいち自信がないため、ここは出しゃばるまいと傍観を決めこむことに。先生は子どもの扱いのプロ、しかも他の子からのピアプレッシャもある。シャボン玉なしに風呂ひとつ入れられない私の出る幕じゃない(←言い逃れ)。

しばらくして観念したのか、息子は、おねえさんに手を引かれてグラウンドに出てきました。ようやく競技は再開、プログラムを遅らせていることが気が気でなかった小心な私は胸をなでおろしたのでした。グラウンドまで行けば走ると思ってたら、なんと走らないという予想外なハプニングもありましたが、さすがに今度は息子を待つことなく、競技終了。また進行を遅らせることにならず、ほっ。

幼児期の運動会って、子どもの成長ぐあいがよくわかるんですよね。集団で決まったとおりに動き、ルールに沿って競い、予定された時間軸のなかで物事を進めていく。1学年ちがうだけで、運動能力だけでなく、社会的な能力が格段に伸びているのが見て取れます。

かけっこ走っても走らなくてもどっちでもいい私のようないい加減な親はともかく(⋯⋯すみません)、多くの親御さんたちにとって、子どもの成長ぶりを確かめる大事な機会。その分、悲喜こもごもがあります。上の子どもたちの運動会では、競技の上でも気持ちの面でも思うにまかせず、徒競走のゴールで抱き合って泣く親子の姿を見たことも。

さてかけっこも玉入れも終わって、あとは親子競技だけ。私もいっしょに出ると気づいた息子はニコニコ顔でグラウンドに飛び出して行きました。遊び歌が始まり、歌にあわせて息子を追いかけると、キャッキャと逃げていきます。

かけっこの時、出番だとわかっているのにグラウンドに足が向かわない息子を見て、ふがいない気持ちはありました。息子の葛藤に子どもの頃の自分を重ねて胸が痛くもあった。けれども、「いやだ」「行きたくない」という気持ちを出せることも尊いと思うのです。

「待て待て〜!」遊び歌が続く間、おおげさに息子を追いかけついに追いついて、ぎゅっと抱きしめると、「ママ〜!」と息子は満面の笑み。

親や保育者と一体一の、閉じた世界に生きている赤ちゃん時代。それが幼児になり、小学生になり、やがては学校よりもっと広く遠い世界へ自立していきます。親はそのための基礎力をつけられるよう手助けし、いずれ社会に子どもをお返しするのが役目。

ーーそんなのわかっちゃいるけど、いいじゃない。お風呂に入らなくても、かけっこ走らなくても。

手をつないで輪になり、親子一体で遊び歌は続きます。

ーーまだまだ、そんなに遠くに行かなくて、いいじゃない。

自分の身勝手な想いを3割自覚して、7割気づかないフリをして、私は内心舌を出します。

いやならかけっこなんてしなくていいし、いやなことはいやって言っていい。でも大人になる頃には、日曜日の夜に憂鬱にならなくて済む生き方をつかもうね。

さて家に帰ってから、「なんでかけっこ出なかったの?」って聞いたら、「先生がティッシュでお鼻を拭いてくれたら、痛くて泣いちゃったから」

⋯⋯まるで作り話だったので、思わず吹きました。

シンガポール組は、フランス旅を終えて帰国したようです。

パリの蚤の市の様子↓

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