『和田家の男たち』『スナックキズツキ』...深夜帯ドラマも良作揃い！高評価のポイントを解説

原田知世の包容力よ…こんなお店が欲しい！
『スナックキズツキ』

誰かに、騙されたわけじゃない。誰かに、裏切られたわけでもない。泣きたいほど辛い目にあったわけではないけれど、ほんの些細な出来事に、心が傷つくことがある––––––。

この言葉に「分かる！」となった人に、ぜひ観てほしいのが、『スナックキズツキ』（テレビ東京）。傷ついた人だけがたどり着けるちょっと変わったお店“スナックキズツキ”を舞台に、人間ドラマが繰り広げられていきます。

“スナックキズツキ”は、スナックでありながらアルコールを置いていない。理由は、ママのトウコ（原田知世）が、お酒が苦手だから。もう、そこからして面白い……。たしかに、スナックだからと言ってお酒を置かなければいけないことなんてないし。固定概念に縛られなくてもいいよと言われてる気分になりますよね。

その代わりに、トウコが温かい飲み物や美味しい料理を出してくれるんです。ストレスが溜まった時に、お酒で忘れてしまうのもいいかもしれないけれど、たっぷり栄養をとることで、根本からリフレッシュできる気がします。こんなお店、欲しい……！

トウコの落ち着いた空気感や、何でも話してしまいたくなる包容力は、原田知世が演じているからこそ。トウコが奏でる音に乗せて、愚痴を吐き出したあとは、みんなスッキリした顔をして店を出ていきます。ああ、やっぱり、こんなお店が欲しい……！　放送が、金曜日の深夜0時12分からなのも、良いですよね。平日についたキズは、『スナックキズツキ』で癒して、翌日からパワフルな自分に生まれ変わってしまいましょう。