こだわりなんてまったくないのです。
ただ好みがかなり偏っているのです。
今日は「うつわ」のお話を。

ふっくらころんとした薯蕷の万寿菊にきゅんきゅんします♡(塩野製)

やわらかい土の気配が残る陶器、凛とした青白い肌の磁器。そして目を瞑って触ってもわかる漆や錫の質感。
作られた時期も、場所も、人もまったく異なるのですが、私というフィルターを通すとなんとなく一貫性のようなものが見えてきます。
これがとても不思議なのですよね。そしていつの間にか私好みのうつわがひしめいている…!
きっとみなさんのおうちの食器棚もそういう色合いになられているのではないでしょうか?

(食器棚チラ見せです)いつの間にかこんなに…

食器って自分の歴史だと思うのです。
①これはあの時に買い求めたもの→ほとんどがお気に入りのうつわ屋さん(作家さん)で購入しています。
②これは旅行に行ったときに出会ったもの→その土地の名産のやきものを選んでいます。
③これは誰々さんからいただいたもの→結婚やなにかの記念のお品、もしくは整理していたらるりちゃんの好きそうなものが出てきたからと(ほぼ新品で箱のまま)くださいます。
一枚一枚を手に取り眺めながらそれぞれのエピソードを思い出したりします。

今回、九谷焼の作家さんのうつわに出会いました。
古典柄を現代風にちょっとしたウィットを加えてアレンジした色鮮やかな九谷。
こちらのうつわを最初に見たのは約半年前でした。立冬を待つようにして金沢より可愛いお猿さんが桃を手に私のもとへやってきました。

ちょっぴり変な雰囲気のお猿さんと桃の木が福々しいのです。

実は私は申年。そして無類の桃好き(笑)
ひひひと笑いながら桃に手を伸ばしているお猿さんに親近感を抱きながらお料理を考えました。そうだわ豚の角煮にしましょう!

蒸し器から出した豚バラ肉をたれで煮込んでいます。浅くて火の通りの良いアルミ鍋最高!

豚バラのブロックにお酒と糀パウダー(これがまた万能なのです!)をまぶして蒸し器で約1時間。
それからお醤油やみりんなどで作ったたれ(希釈したすき焼きの割下でもOKです)でさっと煮て、粗熱が取れたら半熟ゆで卵を加えて一晩冷蔵庫で寝かせます。
次の日、いただく前に温めて出来上がりです。温めるときのポイントは、再加熱でたれが煮詰まらないように!あ、ゆで卵も取り出してくださいね。
煮たまごの黄身はやっぱり柔らかい方が美味しいかも、と思うのです。

このうつわに盛るだけで本当にさまになるのです。いただく直前に少したれをかけても。

少し深さのあるうつわの使い勝手の良さが嬉しいです。
これからの時期、温かいお料理に大活躍してくれそうです。


いよいよ冬です!instagram of winterです!