おいしい、そして美しい。魅了される「紅茶缶」の世界_img0
 

こんにちは。フードジャーナリストの中田ぷうです。3歳の頃からお菓子缶に魅せられ45年。今ではひと部屋丸ごと“缶だらけ”というオタクぶりです(笑)。10月にはお菓子缶の専門書『素晴らしきお菓子缶の世界』も刊行。しかし魅力的な缶はお菓子缶だけではありません。紅茶缶も美しく、デザイン性に優れたものがたくさんあり、見逃せません。

 


ロシア人デザイナーが手がける、ユニセックスな魅力の紅茶缶

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「JAFTEA シングルエステートコレクション」。左上から「ウバ シャウランズ茶園」「ルフナ ルンビニ茶園」「ヌワラエリヤ コートロッジ茶園」、下段左から「ルフナ グナワルデナ茶園」「サバラガムワ シタカ茶園」「キャンディ クレイグヘッド茶園」各オープン価格
※さまざまな場所で販売されていますが、いちばん購入しやすい方法はAmazonで「Ceylon Family JAFTEA」と検索すると個別サイトが出ます。

「JAF TEA(ジャフティー)」は1944年にスリランカで創立した老舗紅茶メーカーで、ここの紅茶は、紅茶マニアの間でも高い評価を得ています。紅茶マニアの私としては、中でも缶入りの「シングルエステートコレクション」がイチオシ。“シングルエステートコレクション”とは、紅茶の産地であるウバ地区、ディンブラ地区、キャンディ地区など単一畑の茶葉だけが入っているもの。高品質でかつ少量生産のため、毎年1000缶のみ生産という希少な紅茶です。缶に描かれたナンバーはその茶葉のロットをイメージしているのだとか。また産地ごとの味わいを楽しんでもらうため、産地ごとに缶の色も変えているとのこと。エレガントなものや甘いデザインが多い紅茶缶の中、シンプルでモダン。異彩を放つ、美しき紅茶缶です。