快挙! 今年度の世界No.1は日本人!
ジュエリーデザイナー小寺智子さんをインタビュー
リアリティのあるジュエリーを作り続けて
20~80代と幅広い年齢層から愛されている「TOMOKO KODERA」。その大きな理由のひとつは、リアリティのあるデザインにあるといいます。それは例えば、あえて水平ではなく斜めになったリング。なんと、10本の指それぞれのために傾斜の角度を変えているそう。耳の形にぴったりと寄り添い驚くほどの安定感があるイヤリングも、耳たぶの厚い・薄いを考慮してデザインされています。
「身につけた時にいちばん素敵であることが、何より大切なんです。どんなにショーケースの中では美しくても、つけて見栄えがしなかったら価値がないと思うから。指の付け根は真っすぐではなく角度がありますよね。だから水平のリングは、はめるとその角度に曲がってしまいます。そこで、最初からその角度に合わせてデザインすれば、はめた時にも美しさが変わらないリングにできる。そう考えました。それが私の思う“リアリティのあるデザイン”です。体にフィットすること、身につけた時にジュエリーがどんな姿であるか、さらに着用感やつけやすさ、機能性……そんなさまざまな“リアリティ”からスタートし、必ず実際に着用して確かめながら仕上げまで進んでいきます」
元来、女性とはある意味“欲深い”生き物。「きれいでいたい」と思うこともそのひとつ。小寺さんは同じ女性として、「それを諦めない女性は素敵だと思います」と朗らかに語ります。そんな女性の欲求を隅々まで満たしてくれ、つけた姿を目にした瞬間に嬉しさがこみ上げてくるのが、「TOMOKO KODERA」のジュエリーなのです。
プラチナの揺るぎない「価値」
小寺さんが手がけているジュエリーにはプラチナを用いたものが多いことで知られています。プラチナは、天然の白色で色褪せることがなく、純度が高くて永遠に輝き続けることから、ブライダルやセレブレイトリングのイメージが強いかもしれないですが、小寺さんは揺れるピアスや立体的なデザインのリングなど、デザイン性の高いジュエリーに積極的にプラチナを使用してきました。しかし、彼女自身は「プラチナでなければいけない、とは思っていない」そう。
「結局のところ、お客さまに満足していただく“価値”を追求すると、自ずとプラチナに行き着くんです。お客さまの多くが、プラチナは希少性が高く、特別な存在だと感じていらっしゃるので、その想いに応えていった結果です。それと、プラチナはホワイトゴールドの約2倍の重量があるのですが、その重みが“本物感”を感じるので好き、というお客様もいますね。改めて考えてみると、プラチナジュエリーは成熟した人のためのものという感じがします。成熟に向かう女性の皆さんが、自分のステージを高めるためのジュエリーとして、プラチナはその“価値”があると思います」
実は2016年春、東京・青山に初の路面店をオープンすることが決まった「TOMOKO KODERA」。美しい“鎧”との出会いを求めて、足を運んでみてはいかがでしょうか?
>>TOMOKO KODERAのオフィシャルホームページはこちら
お問い合わせ先/
カシケイ tel.0120‐106‐503
取材・文/谷 花生
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