Step6 型崩れする服以外はすべてハンガーで吊り収納
手に取りやすく、着用時と同じ形状を保てる吊り収納は、スタイリストの仕事でコーデを組む際も、稼働率100%クローゼットにおいてもマスト。ハンガーの色を揃えて統一感を出す、余裕を持って吊るしてパンパンにはしない、この2つのルールを守って収納してください。
Step7 迷ったら“猶予BOX”で1週間寝かす
手放すか否か迷ったら、そのアイテムは一旦段ボールに入れてとりあえず保留にしましょう。1週間経ってもまったく気にならなければ、それは手放していいモノ。見返さずにリサイクルに回してしまいましょう。もし一度でも取り出して着た場合は、迷わず復活させてください。
Step8 ジュエリー&サングラスはお店のようにディスプレイ
クローゼットは自分だけのセレクトショップ、買い物は買い付けと捉え、アイテムはきれいに見やすくディスプレイ。そう意識するだけでいい未来を常に感じ、散らかしたくなくなります。
Step9 1年以上履いていない靴は手放す
靴は履いて歩くためのもの。痛くて履けない靴を飾っておくなんて本末転倒です。箱に入れたままの靴は箱から出して可視化し、靴のコレクションが趣味でもない限り、履かない靴は手放しましょう。
Step10 バッグは運用して循環
バッグはコーデのポイントとなる役割を担うので旬を大切に。旬を身につけることはファッションの醍醐味ですし、その高揚感は楽しむべきです。存分に楽しみ、そろそろ手放してもいいかなと感じたら、すぐにリサイクルショップへ。
大好きなモノを適量持ち、適切に循環
「今回ご紹介した“稼働率100%クローゼット”は、言い換えると“循環するクローゼット”。この“循環”という言葉に、実は2つの意味を持たせています。1つは着ない服をゼロにして、手持ちの服を着回して“循環”させること。もう1つは、クローゼットから手放した先の社会への“循環”です。今は大好きなモノを適量持ち、適切に循環させていくことが大切なのだと思います」
『“着ない服”がゼロになる! 稼働率100%クローゼットの作り方』
著者:小山田早織 1300円 講談社
人気スタイリストが、出番のない服がひとつもない“稼働率100%クローゼット“の作り方を伝授。片付けだけに留まらず、断捨離後に残した厳選10着で作ったコーディネート、スタイリストならではの審美眼で厳選した収納アイテムやインテリアも掲載されています。また、2人の子供の「散らかるおもちゃ問題」など子育て真最中のママならではのアイデア、さらに賃貸マンションでもおしゃれに暮らせるリフォーム実例まで紹介されています。
構成/井手朋子
この記事は2021年12月10日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。
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