不調があったらまずは専門病院の受診を


ですから、ほてりや異常発汗、動悸、無気力、冷え、肌のカサつきなどがあったら内科や甲状腺の専門医へ、手指の関節の痛みがあったら整形外科、リウマチ科、膠原病科などへ、めまいがあるなら耳鼻科へ、気分の落ち込みやイライラが強いなら心療内科や精神科へと、まずは専門の病院にかかって検査を受けるのがおすすめです。
そして特に異常がなかった場合には、更年期症状を疑って婦人科へ行きましょう。

ほてり、汗、手指のこわばり...更年期障害と間違えやすい症状の病気とは?【産婦人科医・高尾美穂】_img0
 

エストロゲン不足が原因だとわかれば、婦人科でHRT(ホルモン補充療法)を受けてエストロゲンを足せば、症状が改善する場合も多いです。

 

逆に、これらの不調があったらまず婦人科を受診して、どこの診療科を受診したらよいかご相談いただくのもありです。

病気を早めに発見して治療をするためにも、不調が出たら早めに病院で検査を受けましょう。

取材・文/和田美穂
イラスト/Shutterstock


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