認知症にならない老後は、
40代から作れます

 

日本の65歳以上の認知症の人の数は約600万人(2020年のデータ)にも上り、85歳以上の女性の55.5%が認知症であるというデータがあります。

認知症のうち、67.6%を占めるのがアルツハイマー型の認知症で、次いで多いのが脳血管性認知症の19.5%と、この2つが8割以上を占めていますが、実はこのふたつの認知症は自分で防げる部分が大きいです。

 


脳血管性認知症の予防によい6つの生活習慣


まず、脳血管性認知症の予防によいとされていることは、WHOのガイドラインによると、
① 定期的な運動
② 禁煙
③ 酒を飲み過ぎない
④ 体重コントロール
⑤ 健康的な食生活
⑥ 血圧・コレステロール値・血糖値管理

この6つです。これらは生活習慣病の予防にいいとされていることと同じです。
このような生活習慣は、脳血管性認知症の予防にもよいのです。

 

アルツハイマー型認知症の原因になり得るのが睡眠不足


一方、アルツハイマー型の認知症は、「アミロイドβたんぱく」が脳に蓄積することが原因とされていますが、その蓄積が始まるのは、40代頃からと言われています。そして蓄積の理由のひとつとされているのが睡眠時間の不足です。

アルツハイマー型認知症は75歳頃から発症することが多いのですが、実は、40代の頃に睡眠時間を確保できなかったことが発症の原因になり得るのです。
今の睡眠不足が、将来の認知症につながっているなんて、夢にも思いませんよね。

 
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