故・細木数子さんが編み出し、娘の細木かおりさんが継承した、東洋占星術をベースにした「六星占術」。この占術で用いられる「大殺界」という言葉は、占いに興味がない人でも耳にしたことがあるのでは。字面だけ見ると何だか怖い印象がありますが、「六星占術」は古代中国の統計学を元に、その人の運気のバイオリズムを教えてくれるもの。人の体調に波があるように、人生のバイオリズムにも波があります。人生の中で休むべき時期・好調の波に乗るべき時期を教えてくれる、運命のナビゲーションシステムのような役割を果たしてくれるのが「六星占術」なのです。
今年で41周年を迎える「六星占術」、なんと累計発行部数は1億冊を突破し、ギネスブックでは「世界一売れた占い本」として認定されているそう。今回は来たる2022年を前に、細木かおりさんが母・数子さんから伝授された、たった5つを実践するだけで誰でも開運できるという六星占術の極意、開運五カ条をご紹介します。
幸せな人生を歩むための開運五ヵ条
『六星占術』を活用しながら幸せな人生を歩むためには、ご自分の運気を把握しながら一日一日をどのような心構えで過ごすかが重要です。心の曇りを晴らし、自分を成長させる作法を細木数子は毎日実践し、自分の人生を発展させてきました。「どうしたら開運できますか?」と問う前に、まずはこの基本の5つからはじめてみてください。
その一 健康的な生活を送る
どんなに開運をしたとしても、健康でなければ幸せに近づくことはできません。朝起きて朝日を浴びる。窓を開けて新鮮な空気に入れ替える。こんなにもシンプルで簡単なことが健康を保ちながら開運に繫がる第一歩になります。そして何よりも大切なのは食事です。人の体は食べ物で作られているので、一食一食を大切に、自分や家族のためにできるだけ手作りを心がけてください。
その二 整理整頓、掃除は開運の初歩
「良い気はきれいな場所に流れる」と言われるように、整理整頓や掃除は開運の初歩です。運気が低迷しているときは、どこか散らかって乱雑になりがちです。そういうときは、“掃除をしないから物事がうまく回らないのだ”ということを理解してください。掃除が面倒だという人は、自ら運気を逃しているようなもの。そのくらい身の回りをきれいに保つことは大切なのです。身だしなみのケアもお忘れなく。
その三 先祖を敬い、感謝して供養する
いま生かされていることを頭におくと、先祖への感謝は欠かせません。先祖の住まいであるお墓にまいり、仏壇にも手を合わせましょう。亡き人の好きだった花や酒、趣味のもの等を供えるのは押し付けや自己満足になるので、「好きな色にお染めください」と、過去、現在、未来を表す白菊3本を供えましょう。自分だけの力で生きている人はいません。先祖のおかげでいまの自分があることに気付いて感謝しましょう。
その四 時間を大切に、規則正しい生活を送る
人は時間によって生きています。その時間の配分を考え、規則正しい生活を送ることが大切です。ですから、時間を無駄にする、また時間を守らず人を待たせるというのは社会でのルールに反する行為です。心の余裕がなければ常にバタバタと行動することになり、良い結果に繫がるはずはありません。常に5分前、10分前行動を心がけ、限られた時間を大切に生きてください。
その五 人に尽くす心の余裕を持ち、努力する
世のために、誰かのために、という行動は難しいものではなく、誰にでも実践できることです。ですが社会貢献などと大きく考えてしまうと、なかなか行動に移せない人が多いようです。大切なのは“こうなってほしい”と心に自然と発することに向かって動くことです。人に尽くす心の余裕を持ち、努力することが必要です。
いかがでしたか。細木数子さんはこれを毎日実践していたそうですよ。まずは心と身体、身の回りの整頓を心がけることが開運の秘訣。私も年末年始に向けて、心と部屋の断捨離を始めようと思いました。
『六星占術によるあなたの運命』<2022(令和4)年版>
細木かおり 全7冊・各600円 講談社
驚異の的中率で累計1億冊以上を売り上げた『六星占術によるあなたの運命』の2022年版。今年は新たに「幸せな人生を歩むための開運五ヵ条」「大切な人と相性が悪いときの対処法」を追加。また、1冊に必ず1枚、開運シートが付いてきます*。財布に入れて開運祈願! お守りがわりにして、開運のことばを時々思い出しましょう。コロナ禍の状況に負けず、運気の流れをしっかり把握して、新しい時代に備えましょう。
*霊合星人のみ、開運シートは付属しません。霊合星人の方はメインの星人の書籍をご参考にしてください。
文/さかいもゆる
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