家族やパートナーがいない人こそ、
婦人科に来てください

ひとりで悩まないで、産婦人科医をもっと頼ってくださいね 【産婦人科医・高尾美穂】_img0
 

更年期には、パートナーや家族のサポートも大切というお話をよくしていますが、支えてくれるパートナーも家族もいないということで孤独を感じている女性もたくさんいます。
産後の場合もしかりで、みんながみんな、夫やパートナーがそばにいるわけではなく、シングルマザーで出産する人も少なくありません。

更年期や産後は体調が悪くなりやすいので、余計に孤独を感じるものですが、どこにも助けを求められないという人も多いはずです。
こういう人こそ、ぜひ婦人科に来ていただければと思います。

 


頼れる人や場所がない人こそ、婦人科医を頼ってください


社会では、さまざまな情報が発信されています。
たとえば、40歳以降の女性への情報発信の場合なら、結婚していて、子どももいて、メインで働いているのは夫で、妻はサブ的に働いているというような、最も多いであろうと思われるパターンに当てはまる人に向けての情報発信をよく見ますよね。
でも、実のところ、そうじゃない人のほうが困っていることが多かったりするものです。

ひとりで悩まないで、産婦人科医をもっと頼ってくださいね 【産婦人科医・高尾美穂】_img1
 

社会での支援も、結婚していて子どもがいてという、よくある形態に対する支援は整っていますが、たとえばシングルマザーなどへの支援は整っていません。

こういう社会的支援がしっかりカバーできていない部分に当てはまる人が社会的な弱者になるわけで、頼る場所がなかなかありません。

こんな人にぜひ頼っていただきたいのが婦人科医なのです。
家族やパートナーがいない人こそ、心身の不調で困ったときには婦人科へ来てください。

 
  • 1
  • 2