スタイリスト福田麻琴さんが、身の回りの”愛するモノ”について語ります。
憧れのニットといえば……?
ジョンスメドレー!
そう答える人が多いのでは?
私もそうです。最初に憧れたニットブランドはジョンスメドレーでした。
初めて買ったのはネイビーの深いVネック。
マニッシュな雰囲気がありながらVネックに女性らしさを感じ、スケスケのトップスよりもセクシーに感じたのを覚えています。
私は元々こういうものに弱いんです。
マニッシュな中に潜むフェミニンさ。
そこにとてつもない女らしさを感じてしまう。
例えばミリタリーのパンツやオーバーサイズのシャツに色気を感じます。
普通なら露出が多いデザインだったり透けていたりする素材がセクシーとされますが、隠していながらも女っぽいなんて……
大人の女性にはぴったりですよね。
露出が難しくなってくる今の年齢だからこそこういう色気は必要です。
一見するとネイビーのVネックのニットってちょっとスクールガールみたいなイメージがありませんか?色気? とは対照的なメガネが似合うグッドガール。
ただジョンスメのニットは違うんです。
なぜか? それはジョンさん!? に聞いてください(笑)。
清潔でいて色っぽい。
この世の女性の憧れを全部詰め込んじゃったんです。
控えめな光沢、計算されたVの開き具合……きっと他にもたくさんの理由があるのでしょうけれど、とにかく私にとっては色気のあるブランドです。
こういうアイテムがどんどん似合っていくように歳を取りたいものです。
5年後、10年後……きっともっとこのニットが似合っていますように!
写真・文/福田麻琴
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