こんにちは!田島茉夜です。今日はヒュッゲはお休みして、今、ミモレが注目している「キャリアと人生」のおはなしです。

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先日あるデパートで買い物していたら、ちょっと離れたところで目がバチッとあった人がいました。
その途端、豪快な大声で私の苗字を呼ぶそのお方は、新入社員の時に同じ部署で働いた女性の先輩でした。少し前にご退職されましたが、在職中はありがたいことに、私がつらそうにしていると声をかけてくれる、頼もしい存在でした。

先輩は、デパートの中で行き交う人も気にせず、引き続き大声で私に近況を語りはじめました。お久しぶりのうれしい笑顔とともに、あわわと勢いに面食らう私(在職中もいつもこのパターン)。でも、その言葉には今の私に大事なキーワードがもりこまれていたのです。

「私ね、仕事やめてから、ボランティアを2つやってるんだけどね、新しい世界ですごく気の合う友達を作るのはなかなか難しいのよー。社会人の時の、気心の知れた友達の存在がどれくらい大事かわかったわー。あんたもね、価値観の合う友達を今ちゃんと見つけておくのよ!」

「それとね、職場で部長になっても課長になってもね、ヒラでもね、やめればみんなただの人よ。退職後には職場でなんだったかなんて関係ない。やりたいことを楽しめることが一番!そのための健康よ。健康が大事なの。あんたも仕事で無理ばっかりしないで健康第一にして、楽しみを見つけないとダメだからね」

大声で私を励まし「じゃね、またどこかで会おう!」と言い、風、いや嵐のように去っていきました(笑)。
いつもの豪快さには圧倒されましたが、短時間でとっても端的なアドバイスを受けた気分。これは神の啓示なのでは?(笑)。なんだか楽しい気分になって、励まされました。

すっかり気分がよくなって、その後入ったカフェで楽しく読書。原田マハさんの「異邦人(いりびと)」を読みながら。京都の四季、絵画の数々が、文章から映像となって目の前に現れてきます。京都に行きたくなる本。

 

最近思うのです。更年期の辛さ、女性の働き方のお悩みなどなど、同僚、同年代の友達と励まし合うのも、もちろん必要なことだけど、先に同じ道を通った先輩のちょっとしたアドバイスに救われることが多いなーと。
アラフィフの私たちの何気ない日常の話の中にも、これから後に続いてくる後輩たちが楽になるかもしれないヒントがあるかもしれません。

私たちの世代は、バブルが終わった後の就職氷河期で、頑張ることが美徳とされていた時代のように思います。男女雇用機会均等法の施行からはだいぶ年月を経ていましたが、まだまだ女性は仕事だけじゃなく家庭もちゃんとしなきゃといった雰囲気もあり、思い返すと働きづらかったこともあります。だけど、なんとなく「頑張ろう」という言葉のもとで自分を励まして、つらさを乗り越えてきた感・・・・・・。そして今、先輩世代、管理職世代になって、女性の働き方を模索することに疲れ果ててしまっている。そこに更年期の体調の不安定さもやってきて、じわじわ打撃を受けている人も多いのではないでしょうか(私もそんな感じ)。

どんよりすることも多い日々に、いきなりデパートで受け取った、人生の先輩のお言葉、しかと受け止めようと思います!

一方で、今は働き方改革で「頑張る」ことが必ずしも正解ではなくなり、生き方、働き方の選択肢も多様化しました。そのことで、かえって若い人は、自分の行く道を明確にしなければならず、何を目標にすべきなのかを迷う機会が多くなったのかも?

そんな悩める方々におすすめしたいのは、先日アップされた、ミモレ編集室と「共働きwith」のコラボ企画のお悩み相談。
「出産もしたいし、キャリアも諦めたくない……」32歳・既婚女性のお悩みに、先輩世代が回答します!

酸いも甘いも知る(?)ミモレ編集室のメンバーが、自分達の歩んできた経験をもとに歯に衣を着せないトークを展開しています。理想やリア充を目指すわけでなく、現実的で身近な経験をベースにしているから、30代の方だけではなく、幅広くみなさんへのエールとなると思います。私も、若き日の悩める自分に読ませたかった!

とはいえ、渦中にいると「こうあるべき」に縛られたり、不安定な新しいことに飛び込んでいく勇気がなかったり、人の意見を聞く心の余裕もなく、なかなか新しい第一歩を踏み出せないものです。私も同じくで、30代の自分を少し後悔しています。でも、そのフェイズを卒業した目線でみると、全然OKなことが多々。先輩トークに耳を傾けてみると、少しは気持ちが楽になるかもしれませんね。

 

私たち、アラフィフ世代においても、それは同じことなのかも。先輩のアドバイスだったり本の言葉だったり、人の経験に耳を傾ける心のスペースを持ちたいです。

それではまた金曜日に!