入っているのはクッキーではなく、オリジナルカステラ
大阪・梅田「ルクアイーレ」にあるチーズケーキ専門店「hi-cheese(ハイチーズ)」。お菓子缶というと中にクッキーが入っていることが多いのですが、このお店のお菓子缶にはカステラが入っています。
グルテンフリーの国産米粉で作られたしっとりタイプのカステラの表面に、フロランタンを施したオリジナル。そしてこのフロランタンもチーズケーキ専門店らしく、チーズ入りアーモンドキャラメルを使用。かつカステラの裏にもエダムチーズがまぶされているというこだわりぶり。これが食べてみるとびっくりするほどおいしいのです。
缶に描かれているのは、「フロレンティーナ姫」と「カスティーリャ王子」。フロランタンとカステラの組み合わせをキャラクターに見立てたのだとか。イラストはカタユキコさんが担当。クラシカルモダンなデザインの魅力に加え、エンボス加工が施されているので、立体感があり、上質な作りのお菓子缶です。
名建築のレストラン発のバタークッキー
「赤坂プリンスクラシックハウス」は、1930年、国の要人の邸宅として宮内省内匠寮により設計され、現在は東京都指定有形文化財とされています。この美しい建物の中にあるレストラン「ラ・メゾン・キオイ」で作られているのが、写真の「紀尾井町バタークッキー」です。
「赤坂プリンスホテル」の旧館から、2016年7月、「赤坂プリンスクラシックハウス」として新たに歩み始める際、このクッキーは作られました。
「派手さはないけれど、シンプルでかつ、とてもおいしいものを」をコンセプトに生まれたのがこのバタークッキーだったと言います。サブレではなくバタークッキー。そこに“古き良き東京”の姿が反映されている気がします。このバタークッキーがお行儀良く並んだ姿も愛らしいので、ぜひ堪能してください。
クラシカルながらもどこかハイカラ。そして、初夏には「赤坂プリンスクラシックハウス」の庭園を彩るバラの色を模したやわらかなピンク。持ち帰る際も、ギフトとして渡したときも邪魔にならないサイズ感、これらを追求して生まれたのがこのクッキー缶なのです。
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