温かな言葉に癒やされると話題の産婦人科医、高尾美穂先生の新刊『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』(講談社)が、5月27日に発売となりました。新刊から、女性の体や心の悩みに安心と解決法を与えてくれるお話をひとつご紹介します。
パートナーが欲しいなら
出会いは自分から求めよう
40代のシングル女性から、子どもはもう見込めなくても、楽しいことも大変なことも分かち合えるパートナーと出会いたい、でも、職場には出会いがなく、かといってマッチングアプリにも抵抗感があるし、周りの人に婚活をしていることを知られるのも嫌……というお悩み相談を受けたことがあります。
この方は、結婚相談所にも行ったけれど、費用が高くてやめてしまったようでした。
こういう悩みを持つ40代以上の女性、多いのではないでしょうか?
40代でパートナーを探している人って、今の時代、まったくレアなことではないですよね。
私の周りの20〜30代の女性たちには、マッチングアプリで出会った人とちゃっちゃと結婚している人が、少なからずいます。
最近のマッチングアプリは、いくつかの質問事項から、AIがその人に最も合うと思われる人を見つけ出してくれるものもあるようで、それくらいふるいにかけられた相手と会うと、実際に相性がいいケースもあるようです。
アプリも結婚相談所も紹介もアリ。とにかく可能性を増やそう
結局、パートナーを見つけたいなら、やはり大事なのは「数」。
マッチングアプリでも何でも、出会える可能性があるものは、どんどん使ったほうがいい。マッチングアプリを登録しておいて、結婚相談所も、無料のところとか、費用が安いところがあれば利用してみるとか、とにかく出会える可能性を増やすことです。
そして最もいいのは、身近な人に、自分が婚活していることを知ってもらうこと。
身近な人はあなたのことをよく知ってくれているのだから、婚活中だと伝えておけば、あなたに合いそうな人を紹介してくれる可能性が高まります。
幸せのかたちは人それぞれの今の時代、40代からでも婚活は堂々と!
昔は、いい学校を出て、いい会社に勤めて、そこでいい相手に出会って、20代後半で結婚して、30代後半で子供を産んで、家や車を買って……というような典型的なかたちが幸せとされていましたが、今は、幸せのかたちは人それぞれ。
40代で結婚していようといなかろうと、幸せな人生が送れる時代です。
ですから40代でも、「私は自分の人生を自分で設計してきたから、婚活が40代になっちゃったんですよね、てへ」と言うくらいに、周りの人たちに堂々と、自分は婚活していますと手を上げましょう。
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