「誰がなんと言おうとも」なんて確信は持てなくて。評価と安心のお話【真夜中の読書会】_img0
 

こんばんは。編集・川端です。「真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室」第97夜をお届けします。

今夜は私が最近読んだ本の中から”激推しの文庫”を2冊ご紹介します。

一つ目は奥田亜希子さんの『五つ星をつけてよ』。離婚して実家に戻り、母親の介護をしながら働いている恵美は、ネットのレビューをつぶさに読みながらネットショッピングするのが楽しみです。ある日、母親の介護を頼んでいるホームヘルパーさんの悪い噂を耳にします。明るく気立ての良いヘルパーさんのことを自分もお母さんもとても気に入っていたのに、噂を耳にしたら気持ちが揺らいできたところにある事故が起こって……というお話です。

もう1冊は、山本文緒さんの『パイナップルの彼方』です。
父親のコネで入った信用金庫で上司とも同僚ともうまくやってる深文(みふみ)。彼氏もいて、好きなイラストの副業も密かにやっていて“いい感じの毎日”を送っているのですが、新入社員として同世代の女性が同じ部署に配属なってから調子が狂い出して……というお話です。

この2つの本にはある共通点があるのですが、そのお話はポッドキャストで。

気楽にスルスルと読めて、じんわり考えさせられる文庫本をお探しの方はぜひ!

 


<今夜の勝手に貸出カード>

 

「誰がなんと言おうとも」なんて確信は持てなくて。評価と安心のお話【真夜中の読書会】_img1
五つ星をつけてよ』奥田亜希子(新潮文庫)
「誰がなんと言おうとも」なんて確信は持てなくて。評価と安心のお話【真夜中の読書会】_img2
パイナップルの彼方』山本文緒(角川文庫)


【第97夜】「誰がなんと言おうとも」なんて確信は持てなくて。評価と安心のお話
 


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<次回>
3月2日(水)22時配信予定

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撮影/塚田亮平

 


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