世界は「あなたと恋人」だけで出来ていない


しかしながら、世界は「あなた」と「恋人」だけで出来ているわけではありません。生活の中でも、職場でも、親密に関わり合う人もいれば、挨拶を交わすだけの人もいます。健全な社会生活を営むためには「あなたと恋人」以外の色々な人間関係、距離感があって然るべきだと思いますよ。

だからこそ、やきもちの原因が「恋人と他者との距離感の近さ」「恋人のコミュニケーション能力の高さ」いずれの場合であっても、“恋人の人間関係を狭めてしまう”解決策を選ぶことだけは避けてほしいですね。あんずさんもきっと、そうならないためにご相談くださったはず。そこで試してほしいのが、こちらです。

 


2. やきもちは溜め込まず、可愛く伝えていきましょう


やきもち焼きの性格を根本から変えようとするのは、とても大変なことです。まずはやきもちを焼いてしまう性分を認めてあげるところからスタートしてください。そして、やきもちを言葉にしてしっかり吐き出していくようにしましょう。

あんずさんは恋人に嫌われるのが怖くて言葉を呑み込んでしまっているかもしれませんが、胸の内にやきもちを溜め込みすぎるとさらに自信がなくなり、やがて妬みや嫉みとなって爆発してしまったり、心が削られて自分らしくいられなくなることも。やきもちを言葉にして伝えるコツは「笑顔で可愛く伝える」。たったこれだけ! やきもちの感情がふつふつと湧いてきたら、以下の要素を取り入れて伝えてみるといいと思います。

① 褒め言葉を交えて伝える
「スリムできれいな○○さんって素敵だよね。でも、あなたと楽しそうに話しているのを見たらやきもち焼いちゃった……。私ってあなたのことが本当に大好きなのね!」

② 自分の成長につながる言葉を添える
「誰とでも仲良くなれるあなたに憧れちゃう。私は自分に自信がないから今すぐはそんな風にはなれないかもしれないけど、人としての器を広げられるよう頑張っていくね!」

やきもちは、1割だけ伝えられたとしても、残り9割が胸の内にある限り解消できるものではないと思います。あんずさん溜め込んでいるモヤモヤを消化するためにも、暗い表情ではなく、笑顔で可愛らしく、最後の言葉は前向きになるようにやきもちを伝えてみてくださいね。