タレントのアン ミカさんとともに、人生の第二ステージ「セカンドステージ」を前向きに考えていく連載です。

夫婦・親・子どもとの関係や、職場の人間関係、自分自身の将来や健康など、人生の第二ステージを前にしたミモレ世代の悩みのタネは尽きません。この連載では、ミモレ読者から寄せられたお悩みをアン ミカさんとともに考えていきます。

 

日常の変化を嘆くのではなく、この悩める時間を、これからの人生を前向きに舵取りしていくための準備期間に充ててみませんか?

採用されたお悩みは、アン ミカさんが一言一句丁寧に読んで分析し、真剣に回答します!
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【仕事・キャリアにまつわるお悩み】

アン ミカさん、こんにちは。いつも心に寄り添いながらもポジティブかつロジカルにアドバイスされているコラム、楽しく拝見しています。私は仕事への情熱がないことを悩んでいます。

現在、金融機関会社に勤めています。働き方は「志を持ってバリバリ」ではなく、なんとなく働き続けている、生活と趣味(旅行やグルメ)にかけるお金に余裕が欲しいという感じです。このような中途半端な気持ちですが、今までは周りの方々に支えられて仕事をこなしてきました。そしてここ3年のうちに、昇進できるかどうか、という状況になりました。年齢的にも今さら感がありますが、まだ会社員生活は15年くらいありますし、上司からの評価もありがたく思っています。

昇進するためには、今の業務に加え、改善・改革推進を発案、リードする必要があります。また、評価者へのアピールも必要になります。ですが、これらに対しやる気がなかなか出てきません。私が日々心掛けているのは目の前の仕事に誠実に向き合うこと、一緒に仕事をする方々と協力し、会社にプラスアルファがある成果を出そう、ということくらいです。

それよりも、夫婦二人の生活を円滑に過ごすために、ワークライフバランスや体調を整えて明るい気持ちで毎日過ごしたい、と思う気持ちが大きいです。

とはいえ、仕事を続けることは年々、時間的・体力的にかなり大きな割合を占めてきている感じがあります。それに対し、自分の人生を切り売りしている気持ちになったり、給料を十分にもらっているからこれくらいは当たり前じゃないか、という気持ちで揺れています。

そばで私を見ている夫からは「よりお金がもらえるから昇進したい、という気持ちだけで努力が足りない。それだといつまでたっても昇進できないし、逆にこの世の中の風潮からみると5年後にはクビになっている可能性もある。もっと努力しないとだめだ」と言われ、詰め寄られている気がして辛いです(夫は仕事が大好きで、昇進のチャンスを掴みかけているのに、努力していないことが腹立たしく信じがたいようです)。

安定した仕事があることは当たり前ではないので、自分の考えが甘いのだろうと気づいていますが、働く情熱の灯が徐々に小さくなってきている中、ここで情熱を大きくすべく奮闘するか、このままワークライフバランス重視でいくか、悩んでおります。 アン ミカさんのアドバイスで新しい視点から人生と仕事を見つめ直したいと思います。よろしくお願いいたします。

●このお悩みが出てきたのはいつからですか?
46歳頃。社内の異動で仕事ぶりが評価されたときから。

●ご自身では、この悩みの原因はどこにあると感じていますか?
仕事に邁進する覚悟ができていないから。覚悟しなくてはならないのか、わからないから。

●この悩みを解決してどのようになりたいですか?
自分で納得して、どのように生きていくかを決めたい。

(まりも・49歳)
現在の家族構成:既婚
配偶者の年齢:45歳
職業:会社員(正社員)
業種:金融、保険
プロジェクトマネージャー

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