40代編集長がイメチェン!心に似合う髪の見つけ方【髪型ビフォーアフター】
40代に入って今までの髪型が何だか似合わなくなってきた。そんなモヤモヤを担当美容師さんに上手く伝えられずに悩んでいたmi-mollet編集長の川良咲子が、ヘアエディター・さとゆみさんのカウンセリングを受け、いざヘアサロンへ。今の自分の「心」に合うヘアを手に入れた、編集長・川良のイメチェン・ビフォーアフターをお届け!
髪のクセ、理想とのギャップに悩んで迷走していた
元々細くて柔らかく強いクセ毛の持ち主である、編集長の川良咲子。表参道のヘアサロン「Cocoon」のVANさんに切ってもらうようになってからはクセ毛を生かした似合う髪型にしてもらえるようになり、30代の頃からかれこれ14年通って来ました。しかしここ2年ほど、今のヘアスタイルがしっくり来ないけれど、何をどう変えたいのかが上手く伝えられずに悩んでいたのです。
編集長という立場になり、人の印象に残るようなキリッとしたシャープな髪型にしたい。理想は米倉涼子さんのような直線的なストレートボブ。けれど自分のクセ毛ではその髪型にすることは難しい……。そこでヘアエディターのさとゆみさんこと佐藤友美さんのカウンセリングでヘアオーダーをする際のアドバイスを受け、いざ、美容室へ! 果たして、理想通りのヘアチェンジは成功するのか!?
■ミモレ編集長・川良咲子(45歳)
■カットを担当するのは……
年齢とともに甘くなる輪郭、コンサバに見えがち
シャープさと強さがほしい
ミモレ編集長・川良咲子(以下、川良):ここ2年くらい、加齢で顔に丸みが出て、輪郭が曖昧になってきました。そのせいか、今の髪型だと見た目のコンサバっぽさが強調される気がしていて。今回のヘアチェンジでは髪型にシャープさを取り入れることでコンサバみを消したい。ヘアスタイルで顔周りに額縁を作って、キャラを出したい。それと、編集長という肩書きになり、人前に立つ機会も増えて来ました。だから周囲の人が安心してついていける、仕事を任せられる、そんな強い印象をプラスすることも仕事のうち、と思うようになってきたんです。
VANさん(以下、VAN):なるほど。ただ、ストレートパーマは一度全体にかけてしまうと、この先、また髪型を変えたくなったときにストレートパーマの部分を取り除いて行くのがすごく大変なんです。大人世代には髪にかかるダメージも大きく、ずっとストレートパーマをかけ続けるのも「綺麗」をキープするのも難しい。だから、かけるなら顔周りだけにしましょう。その部分に直線的な「面」を作るだけで、かなり印象がシャープになると思うよ。
川良:今日は髪型の参考ビジュアルとして画像も何枚か用意して来ました。イメージに近づけるためならばストレートパーマをかけてもいいですし、今まではスタイリングに30秒くらいしかかけていなかったけれど、必要なら毎朝ブローもがんばります。ヘアスタイルに手をかけるのは、プレゼンに挑むときにシャツにアイロンをかけるのと同じくらいに、仕事の身だしなみとして大事だと思い直しました!
VAN:お持ちいただいた写真のモデルさんたちは、元の髪質があまりクセのないタイプ。川良さんが全体にストレートパーマをかけてこの雰囲気を再現しようとすると、ペタンコになってしまうかも。クセを活かしつつ、部分パートとカットとカラーリングでこのイメージに近づけていきましょう。ところで長さは変えてもいいの?
川良:はい、結べなくなっても大丈夫。
――「ストレート」という“型”にこだわる編集長川良・に対し、髪質を生かして持続性のあるヘアスタイルにすることが大事だと説明するVANさん。じっくりと話し合った結果、顔周りだけストレートパーマをかけて、後ろの長さを詰めた前下がりボブにすることが決定。
① 輪郭をくっきりさせたい
② ぐんと短くなっても構わない
③ 身だしなみに手をかけるのは仕事(だから頑張ります!)
④ 信頼できる編集長に見えたい
いざ、カットへ!
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VANさん
ヘアサロン『Cocoon(コクーン)』代表。1972年生まれ。長崎県出身。3店舗を経て、2009年に東京・表参道に『Cocoon』をオープン。2020年には銀座店も展開。サロンワークを中心 に、ファッション誌や業界誌、コンテスト審査員としても活躍。骨格や髪質に沿ったCocoonオリジナルのノンブローカットは多くの業界人からも支持を得ている。現在はノンブローカットをニューベーシックにすべく国内外でセミナー講師を務め、講師依頼が殺到。開催するセミナーもキャンセル待ちが続出している。