疎外感を感じる出来事が多い、思春期のコミュニティ
ゆりゆりさん、こんにちは。私の本をお読みになってご相談くださったとのこと、ありがとうございます! 人と一緒にいるのは苦手だけれど、一人だと孤独を感じてしまう。そんなゆりゆりさんと同じような悩みを抱える方は、実はたくさんいらっしゃるのではと感じます。
ゆりゆりさんが、人間関係に苦手意識を持ち始めたのは「中学から」と書かれていますが、ちょうど中学生頃の思春期の女子は、クラスの中にグループができ、さらにグループの中にリーダー的存在の子がいたりして、コミュニティの中にヒエラルキーができがちです。中学生の頃に「自分は人から大切に扱われず、いいように扱われることが多い」と感じていたゆりゆりさんは、そうした思春期のコミュニティで起こる何かが、今でも傷として残っているのかもしれませんね。
過去の傷を「自分を閉じ込める殻」にしてはもったいない
ただ、今もその傷に囚われているとしたら、人生がもったいないと思います。中学の頃よりも格段に経験値が上がった29歳のあなたなら、その傷を「人の痛みに寄り添う」ことに役立てられるから、「誰かと一緒にいることで幸せを感じたい」と願うならなおさら、過去の経験を、「自分を閉じ込めるための殻」として使うのではなく、人との温かな関係性を築くための「思いやり」として使っていきませんか?
性格をすぐに変えることは難しくても、日々小さな実践を積み重ねていくことで、自分も周囲も変わっていくきっかけを掴めるはず。そこで私からゆりゆりさんには、コミュニケーションの苦手意識を克服する「5つの方法」を提案させていただければと思います。
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