コミュニケーションの苦手意識を克服する「5つの方法」


①「習い事」で趣味仲間を作りましょう!

ゆりゆりさんがコミュニケーションへの苦手意識を克服するのにぴったりでは? と思ったのは、「習い事」です。習い事は、好きなことや趣味が同じ人たちが集まる場。職場ほど長時間一緒にいるわけではないので距離感を考えると気もラクですし、グループで一つのものを作ることも多く、会話のきっかけが生まれやすい環境です。何より、好きなことや趣味という共通項があるので、会話のタネにも困りません。仕事の息抜きに習い事をしている人も多いですから、純粋な友人関係に発展しやすいと思いますよ。

仕事で「やりたいことが決められない」というゆりゆりさんは、習い事を通じて「やりたいこと」が見つかるかもしれませんし、新しい職場では趣味をアピールすることで、意外なご縁や抜擢がある可能性もあります。「やりたいこと探し」と「友人づくり」が同時にできる習い事。休職中で少し時間に余裕がある今こそ始めてみてはいかがでしょうか?

 


②会ってすぐに「好かれよう」としない

二つめのアドバイスは、「すぐに人に好かれようと思わなくていい」ということです。「どうすれば好かれるのかわかりません」とおっしゃるゆりゆりさんは、人の顔色を伺いすぎて自分らしさを出すことができず、それゆえ人と仲良くなることが難しくなっているのかもしれません。人と接するたびに「相手にどう思われたかな」「あんなこと言っちゃって失敗しちゃったかな」といちいち反省していたら、心をすり減らすばかりです。人間関係は時間をかけて、ゆっくりと育まれていくもの。「第一印象から好かれよう」と、焦らなくてもいいのですよ。
自然体で構えていて大丈夫。きっと明るく見えるような相手も、同じように不安だと思いますから。
 

③話すことが苦手なら、よい「聞き手」を目指す

コミュニケーションに苦手意識を持っている方の中には、「面白い話をするとか、みんなを楽しませることができなくては……」と力みすぎている方が多いように感じます。もし話すことが苦手だと感じるなら、よい「聞き手」を目指してみるのはいかがでしょうか? 

コミュニケーションは「話し手」だけでは成り立ちません。うなずき、共感し、質問してくれる「聞き手」がいてこそ成立するものです。「へえ〜、そうなんですね!」と共感する。「それはどうしてですか?」と質問してみる。話し手は、自分の話に興味を持ってくれるだけで嬉しいものです。「うまい返しができるかな……」と余計なことは考えずに、純粋に相手の話を楽しみ、反応する練習をしてみるといいと思います。
実は歳を重ねるごとに信頼を得る人は、人の話をよく聞く人。聞き上手が真の会話上手だったりしますから。