④仕事は「ニコニコ・淡々」でいい

学生時代のグループと違い、職場は目標に対して成果を挙げていくためのチームです。必要以上に好かれようとしなくても、人間関係は十分構築できます。無理に自分を売り込もうとしなくても、人とすれ違う時はしっかり目を見て笑顔で「お疲れさまです」と挨拶をする。仕事には淡々と誠実に向き合う。この「ニコニコ・淡々」を毎日繰り返していけば、周囲の方からは穏やかで信頼できる人だと印象づけられ、自分からも周囲からもコミュニケーションをとりやすい雰囲気になると思いますよ。

 


⑤「弱み」は先にさらけ出すが勝ち!

そして、新しい職場が決まった暁には、自己紹介で自分の弱みをさらけ出してしまいましょう! 「コミュニケーションをとるのが下手なのですが、人のお話を聞くのは大好きなのでじゃんじゃん話しかけてください。よろしくお願いします!」などと先に言ってしまえば、周囲の人たちは「じゃあこちらから質問してあげようかな」と話しかけてくださると思います。あなたはあなたのペースで、日々「ニコニコ・淡々」でお返しする。そうしているうちに、コミュニケーションが苦手と言っていたけど、想像と違ってとても感じの良い人だと周囲は感じてくれるはず。先に弱みをさらすことで、あなたの株は上がるしかなくなるのです。

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以前の職場で「先輩に怒られたこと」が心の傷になっているかもしれませんが、先輩は後輩を怒ることも仕事の一つ。理不尽に怒鳴り散らすのは論外ですが、怒られる心当たりがあるのなら、先輩は嫌われ役を買って出てくれたとも考えることができます。怒ってくれる人は私の成長を促してくれる人。そんなふうに、ネガティブをポジティブに変換する練習もしてみてくださいね。

ゆりゆりさんは「外に出て、友だちと楽しい毎日を過ごしたり、結婚したり、幸せを感じたい」という目的がとても明確ですから、今描けている未来像はきっと叶えられるはずです! 苦手なことが大得意にはならなくても、ほんの少しの発想の転換で肩の荷が下りることがあります。「私、意外と人と話すのが嫌いじゃなかも?」と感じられたら、ゆりゆりさんの望む未来はもう手に入れられたも同然です。30歳からの人生がより豊かなものになるよう、私も応援しています!
 

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取材・文/金澤英恵

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