欧米には「インスタグラム・フェイス」なる言葉があるそうで。

インスタグラムをスクロールすると次々に現れる美女たちの顔の特徴を指す言葉で、ふっくらとした唇、信じられないほど高い頬骨、そしてほとんど漫画のように見える猫のような目、この3つが共通点。海外セレブでいえば、ベラ・ハディッドやカーダシアン姉妹、アリアナ・グランデなどがその代表例でしょうか。

写真:REX/アフロ
写真:Backgrid UK/アフロ


Webサイト「PureWow」によれば、彼女たちの顔は「ボトックス・ブロウ・リフト」という美容整形によって作り上げられたものだと推測される、と言います。これは2020年代の美容整形のトレンドでもあるとか。

 


筋肉を弱めたり麻痺させたりするボツリヌス菌を注射するこの施術では、額の下にある筋肉に注入することで皮膚を滑らかにし、眉間の筋肉を弛緩させるのだそう。 これにより、額の筋肉が眉間の筋肉を上向きに引っ張り、眉を持ち上げ、目をぱっちり開く効果が期待できるとのこと。

従来の額のリフト手術は切開が必要でダウンタイムがあったのに比べ、この「ボトックス・ブロウ・リフト」なら、施術の所要時間は10~20分程度。さらにダウンタイムもほとんどないとか。これなら、忙しいセレブでもファンに気づかれずに施術を受けることが可能、というわけ。

1回のボトックス注射の効果は、約3〜4ヶ月。効果を維持するためには年に3〜4回、約500〜1000ドル程度の費用がかかるそう。

言われて見れば、セレブのビフォーアフター写真って、どこがどう変わったかよくわからないけど、なんだか目がすごくぱっちりしてる、ということが結構ある気が。メイクやダイエットのせいかなと思っていたけれど、ボトックスを額に打っている可能性もあるのですね。

お金さえあれば気軽に受けられる美容整形手術がトレンドのようですが、ベラ・ハディッドはつい先日、14歳のときに受けた鼻の美容整形手術を後悔しているとカミングアウトしたばかり。綺麗になりたいという気持ちは尊いものですが、他人と違うその人なりの個性こそが、本当は最大の魅力になりうる武器なんですよね。みんながみんな同じような顔を目指してしまうと、それはそれでつまらないなあ、と、昭和生まれの私は思うのでありました。


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