興味があることに挑戦していけば、いくつであっても人生は変わる
片岡 そうやって、ひとつひとつ丁寧に作っていくのがこの雑誌、『栗原はるみ』なんですよね。でも私だったら、20万部を誇る人気雑誌を終わりにして、またゼロからわざわざ新しいスタッフと始めることはしないと思います。だって、大変じゃないですか。
そこが、栗原さんのすごいところだなあといつも思っています。
栗原 確かにエネルギーは使うけれど、楽しいのよね。これまでのスタッフはほぼ全員女性だったんですけど、今回のスタッフは男性が多くて新鮮。新しい自分に出会えるようで、毎回ワクワクします。
片岡 そこが栗原さんがいつまでもイキイキとお仕事できている理由ですね。
今回は女性だけでなく、男性にも見てもらいたい本になりました。おそらく50〜60代の方が読者のメインになると思うんですが、若い年代の方も楽しめる内容だと思います。
栗原 私の価値観に賛同してくださる方に、ぜひ読んでもらいたいです。
片岡 「栗原さんのレシピを母がよく作ってくれたんです」、という10〜20代のファンも多いですよね。取材に行くといつも広報の若い女性から、「母が大ファンです」と言われるのにびっくりしました。もはや栗原さんの味が、日本のおふくろの味になっているような。
栗原 本当にありがたいですね。
片岡 これまで栗原さんは、レシピを通じてたくさんの人に料理の楽しみを提案してきました。今回はお料理だけでなく、栗原さんのライフスタイルを通じて、栗原さんの価値観や信条が伝わるといいな、と思っています。栗原さんが新しいことにチャレンジする姿を見て、読んでくださった方も、なにか始めるきっかけになるといいですよね。
栗原 そう、いろいろチャレンジしてもらいたいです。そして、できれば続けてみてほしい。次の本が出るまで毎日この雑誌を開いて、興味の種を探してもらえたらいいな、と思っています。どんなに小さなことでも、一つひとつやってみると、何歳からでもきっと人生は変わるんじゃないでしょうか。
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取材・文/萩原はるな
写真/斎藤浩(講談社)
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