ミレさんからの質問
Q.
高齢出産にそなえて、アドバイスをください

39歳、待望の第二子を授かりましたが、高齢出産。何か気をつけること、おすすめのことなどありましたら、何かと不安なので教えて下さい。

特別ゲスト 対馬ルリ子先生の回答
A.
どうしても病気が増えてくる年齢だからこそ、
生活習慣を正し、定期検診の受診を徹底してください

この質問にきちんと答えようとしたら、本が何冊も書けてしまいますね(笑)。ですから、それぐらい深いテーマであるということを前提に、聞いてくださいね。

ざっくりと言いますと、女性の体というのは30代後半から病気が増えてきます。子宮筋腫、乳がん、高血圧やメタボリック症候群、それだけでなく甲状腺機能の異常やリウマチなどの免疫異常など、本当にいろいろ……。どうしても老化によるダメージが出てきてしまいますので、40歳前後で子供を産むということも、体にとっては相当な負担になるのです。

それだけに、まずは自分の健康を守るための基礎的なことを徹底してください。生活習慣を正し、定期検診を受けるなど。

加えて、妊婦検診のときには、医師が説明してくれる赤ちゃんの状態をしっかり聞いて、理解してくださいね。そのうえで、出産をどのようにするか、出産後のケアはどのようにするか……。そういったことを、長期的に、自分と自分を助けてくれる様々な人たち(医師や助産師、保健薬剤師など)とチームを組んで考えるようにしてください。


やはり高齢での出産ですと、帝王切開も増えますし、妊娠・出産のトラブルの割合も増えています。それが事実。

これは日本の性教育の弊害でもあるのですが、日本女性は、小さい頃からそういったことを教えてもらえる環境に育っていません。そのため大人になってから、「40歳を過ぎると妊娠しにくくなるって、どうして教えてもらえなかったのか」と嘆く人も多いのです。でもそうやって嘆いても何も解決はしません。それよりも、今からでも知識を身につけ実践することです!人生は長いんですよ!

先にも言いましたが、生活習慣を正し、定期検診を受けてください。女性の健康というのは、そうしてようやく保たれるものですから。

いかがですか?
対馬先生の回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE
  • 対馬 ルリ子(つしまるりこ) 1984年、弘前大学医学部卒業。東京大学医学部産婦人科学教室助手、都立墨東病院周産期センター産婦人科医長などを経て、2002年にウィミンズ・ウェルネス銀座グリニックを開院。2003年に、女性外来を普及させるため「女性医療ネットワーク」を設立する。全国の約600名の女性医師、女性医療者と連携し、女性の生涯にわたる健康維持のため、様々な情報発信・啓発活動をおこなっている。『女性ホルモンで世界一幸せになれる日本女性』(マガジンハウス)など、著書も多数ある。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る