えっちゃんさんからの質問
Q.
老後をにらんで、保険を見直したいのですが……

二人の息子がおります会社員、54歳です。夫が今年定年を迎えました。生命保険の見直し、また自分の保険……、どんな商品を選べば良いのでしょうか? 友達は外貨の貯蓄型を選んだそうですが、難しくよく分かりません。

特別ゲスト 風呂内亜矢先生の回答
A.
亡くなった方がたくさん入ってくるものや、貯蓄型のものは、一度見直されたほうがいいかもしれません

一番に言えることは、“亡くなったらたくさんの保険が入ってきて豊かになる”というかけ方はしないことです。

というのも、ちょっとシビアなことを言ってしまいますが、夫が定年退職している場合、もうお給料は入ってきません。となると、夫が亡くなったことによって減ってしまうお金というのは、ローンが残っていなければ、実のところ葬儀代ぐらいなのですよ……。葬儀代はだいたい300万円。夫にかけるのは、それぐらいのお金が入ってくる保険で十分かと思われます。このように見直すと、保険のかけ金もかなり減るはずですよ。

ただ、えっちゃんさんはまだ54歳とのこと。60歳定年だとしますと、あと6年あります。もしえっちゃんさんの収入が家計を支えている、ということであれば、ご自分の保険は、その6年間の収入を補えるものに入られたほうがいいでしょう。

それから、お友達が選んだ外資貯蓄についてですが、おそらく、個人型年金を外貨などに投じるタイプのものではないかと思います。

この商品は、年末控除の対象になるというメリットはありますが、外貨為替の変動の影響を受けますので、必ずしもすごく増える、という商品ではありません。

そもそも、保険で貯蓄も増やしたい、と考えるのは少々難しいかもしれません。保険である限り保障のための費用をいくらか負担しているため、もともと元本が割れやすい性質があります。ただ、加入期間が長ければ増える場合もあるため、どのくらい加入すれば掛け金を上回るかは、契約前に確認をした方が良いですね。

「今の生活を守るために」という、保険に入る本来の目的を思い出して、過剰にならないようかけられることをオススメします。それが結局のところ一番損が少ないかと思われますから!

いかがですか?
風呂内先生の回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE
  • 風呂内 亜矢(ふろうちあや)1978年生まれ。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。宅地建物取引士。住宅ローンアドバイザー。大手電機関連会社に務めていた26歳のときに、マンンションを購入。それを機に、マンションの販売会社に転職。実体験を交えた分かりやすい説明が人気で、年間売り上げ1位の実績を上げた。2013年よりファイナンシャルプランナーとして独立。現在は、テレビやラジオ、雑誌、WEBサイトなどで情報を発信中。著書に『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社)がある。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る