KOKKOさんからの質問
Q.
マンション、買うべき? 買わないべき?

41歳独身。今は東京で働いていますが、将来(といってもかなり先の予定)は地元に帰ることも考えています。その場合、マンションは買わずずっと賃貸のほうがいい……? 買うなら、どのような点に注意すべき??

特別ゲスト 風呂内亜矢先生の回答
A.
地元に帰ることを前提とするなら、
賃貸に出しやすい物件を選ぶのがオススメです!

私自身は、マンションは“買い派”なんですね。

統計調査でも、持ち家率が90%近い高齢者の住居費は平均1万5000円になっています。でもこれが賃貸となると、最低でも5、6万円はかかるはず。やはり家があると、住居費にまわすお金がかなり減って、生活がかなりラクになると思いますから。

とはいえ、もちろん家を買うデメリットもあります。
たとえば41歳のKOKKOさんの場合、ローンを35年で組んだとしたら、収入が途絶える60歳以降もローンを支払い続ける必要が出てきます。これは、かなり生活を圧迫することになるでしょう……。

また、地元に帰る可能性もあるのとことですが、もし地元の親の家をもらうとなったとき、自分名義の家をすでに持っていると、親の家の評価額を下げて相続する、ということがやりにくくなるのです。分かりやすく言うと、自分の持ち家がないほうが親の家を安く相続しやすい、ということ。

ただ、貸せる物件を購入しておけば、地元に帰ってからも賃貸に出して家賃収入を得ることができるメリットもあります。ですからもし買うなら、賃貸ニーズのある物件かどうかをきちんと考えてくださいね。

“自分が住む”という視点ですと、どうしても広くて設備のいいものを買いたくなりますが、“自分が借りる”という視点ですと、安くて便利な物件がいいもの。ですから将来の賃貸を考えるなら、豪華すぎる物件や、流行りの土地に建つ物件は避けたほうがいいでしょう。昔から人が住んでいる街で、駅近に建つ物件が圧倒的にオススメです。

ちなみに、マンション売却で儲けるというのは、かなり難しいこと。地元に帰るときには購入代金と同じ額で売ってチャラにしよう、という目論みは難しいかもしれません。
上記のように、買っても買わなくても、メリットデメリットはそれぞれあります。ご自分のライフプランや経済状況をしっかり見直されたうえで、検討されてくださいね!

いかがですか?
風呂内先生の回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE
  • 風呂内 亜矢(ふろうちあや)1978年生まれ。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。宅地建物取引士。住宅ローンアドバイザー。大手電機関連会社に務めていた26歳のときに、マンンションを購入。それを機に、マンションの販売会社に転職。実体験を交えた分かりやすい説明が人気で、年間売り上げ1位の実績を上げた。2013年よりファイナンシャルプランナーとして独立。現在は、テレビやラジオ、雑誌、WEBサイトなどで情報を発信中。著書に『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社)がある。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る