ウィル・スミスの殴打事件の衝撃によって、ほかのニュースがすっかり霞んでしまった今年度のアカデミー賞授賞式。ほかにもたくさん見どころがあったのに、今だにメディアではあの事件のその後ばかりが報じられています。
しかし、今年はセレブたちのレッドカーペットスタイルも素敵なものがたくさんありました。その中でも、オスカーナイトに相応しい、華やかなドレスアップを魅せてくれたのは、歌手のビヨンセ。彼女は授賞式のオープニングで、主題歌賞にノミネートされた映画『ドリームプラン』のエンディングテーマ、『Be Alive』のパフォーマンスを披露。
この映画はテニス選手のビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹の伝記映画で、ビヨンセのライブパフォーマンスはロサンゼルス郊外コンプトンのテニスコートから生中継で行われたのですが、この後、同映画で姉妹の父親役を演じたウィル・スミスが壇上でクリス・ロックを殴ったために、素晴らしいライブの余韻が台無しになってしまったのです。
ちなみに、今回の授賞式は史上初めて、すべて黒人の制作チームが手がけたそうで。そんな記念すべき回で、黒人同士のクリスとウィルがあのような事件を起こしてしまったのは、本当に残念なこと。
前置きが長くなりましたが、ビヨンセはそのライブパフォーマンスでDavid Komaのライムグリーンのドレスに、Lorraine Schwartzの150カラットのダイヤのバングル、同じく50カラットと20カラットのダイヤのリングを、また授賞式のレッドカーペットには150カラットのイヤリングと35カラットのリングを着けて登場。
この時点でもすでに9億円以上の価値のあるダイヤモンドを纏っていたのですが、さらにその後、シャトーマーモント・ホテルで行なわれた自身と夫のジェイ・Zが主催のアフターパーティーでは、ティファニー史上最も高額なダイヤのネックレスを身につけていたのです。
このネックレスは、2021年にビヨンセがティファニーのキャンペーン広告で纏ったもので、米People誌によると、「歴史的な1939年のワールド・フェアネックレス」として知られる逸品。80カラット以上あるエンパイヤ・ダイヤがあしらわれており、ティファニー社が今まで制作したジュエリーの中で最も高価なものだとか。値段がつけられないくらいに価値があるとのことで、その晩はどれくらいの数の警備員がビヨンセをガードしていたのかと、思わず想像してしまいます。
このアフターパーティーでビヨンセが着用していたシースルードレスも絶賛されているのですが、これは2015年に彼女がMETガラで着た、ジバンシィのドレスを彷彿とさせるデザイン。Celia Krithariotiというデザイナーによるものらしいですが、ティファニーのダイヤにパーフェクトにマッチ。バストもヒップもかろうじてスワロフスキーで覆われているという大胆な肌の露出度で、ビヨンセの肉感的ボディにとてもよく似合っていてかっこいい!
こんなドレスを堂々と着こなし、ひと晩で465カラット以上のダイヤを次々付け替えるビヨンセは、さすがは「Queen Bey(女王ビヨンセ)」と呼ばれるだけある、スターの貫禄の持ち主ですね!
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