「Kiss」で連載中の人気コミック『やんごとなき一族』がドラマ化され、4月21日より放送が始まります。物語の主人公は、下町の商店街にある大衆食堂で生まれ育った篠原佐都(さと)と、強く惹かれ合って結婚を誓った深山健太。実は健太は400年も続く名家の御曹司で、庶民の佐都との結婚を家族から猛反対されます。二人は、駆け落ち同然で入籍。健太は上流階級の理不尽なしきたりや、複雑な人間関係に嫌気が差して深山家を飛び出していたのですが、佐都との結婚を機に、一緒に内側から深山家を変えていくことを決意します。その奮闘ぶりを描いた“アフター・シンデレラ・ストーリー”です。

 

ヒロイン・佐都を演じる土屋太鳳さんは、フジテレビ系連続ドラマでは初めての主演となります。夫の健太役を演じるのは松下洸平さん。2019年にNHK連続テレビ小説『スカーレット』で主人公の夫役でブレイクし、俳優業だけでなくシンガーソングライターとしても活動しています。

 


御曹司でありながら普通の感覚をもつ健太を演じるにあたって


そんな松下さんが『やんごとなき一族』の台本を読んだ時の印象は、「深山家、恐るべし」。深山健太という人物を演じるにあたって、

「深山家はやんごとない名家で、庶民には理解し難い部分がたくさんありますが、健太はそこに非常に反発心を覚えているので、考え方や行動がいい意味で普通なんですよね。僕は御曹司であることにとらわれずに、自由に、自然体で演じていけたらいいなと思っています」

と考えているそう。

健太は佐都の実家である大衆食堂の「まんぷく屋」のもつ煮が大好き。松下さんが好きでほっとできる食べ物は、「蜂蜜をたくさん入れた生姜入りの紅茶」とのこと。


土屋さんとはドラマ初共演。第一印象は「とても明るくて天真爛漫な雰囲気はあるのに、芯は強くて太い」。いつも明るくて、話し方や人への接し方がすごく丁寧と感じたといいます。

ドラマ『やんごとなき一族』より ©フジテレビ

「だからこそ、下町で育った威勢のいい佐都が、どんな感じで土屋さんの中から出てくるのがめちゃくちゃ楽しみですね。もしかしたら、ちょっと天然かもしれない。時々、ぽわんとした雰囲気が垣間見えるので、そこをもう少し引き出したいなと。僕もわりとぽわっとしているので、土屋さんと僕が健太たちと同じ状況に置かれたら、ぜんぜん話が進まないと思います(笑)」

 
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