ハーロックさんからの質問
Q.
相続税対策について知りたい!

東京暮らしですが、実家は地方で、わりと資産家です。かなりたくさんの土地を持っており、考えたくはないけど、いずれ両親が亡くなったら、妹と二人でそれらを相続することになるのだと思っています。妹も結婚して別のところに住んでおり、そこで自分たちの家を建てています。このたくさんの親の土地を相続することになったとき、どのくらい相続税というものが発生するのか、対策として今どんなことができるのか、教えてください。

特別ゲスト 風呂内亜矢先生の回答
A.
3000万円+(600万円×法定相続人)という基礎控除額を超えない限り、相続税は発生しません!

なるほど。親御さんが現金ではなく土地をお持ちの場合、その評価額によって相続税は大きく変わってきますものね。ですからまずは、お持ちの土地の固定資産税評価額をチェックされてください。その額から、およその相続税評価額も計算することができますから。そのうえで、相続税がかかってこないラインを意識して対策を取られるのが良いかと……。

ハーロックさんのご家族は、お父さん、お母さん、自分、妹、の4人と思ったので大丈夫ですよね?相続税がかかってくるのは、基礎控除額を超えた場合のみ。基礎控除額は、3000万円+(600万×法定相続人数)ですから、もしハーロックさんのお父さんが亡くなった場合は、下記のような計算になります。

3000万円+(600万円×3人)=4800万円

つまり、相続額が4800万円以上あるなら、相続税が発生してくるということです。でも4800万円を超えていなければ、心配はいりませんよ。

話ついでに、ここで、相続税の仕組みについても簡単にご説明させていただきますね。法によって決まっている相続配分は、配偶者が半分、その残りを子供が分割して相続する、というものになっています。しかも配偶者は、1億6000万円までなら、相続しても非課税となります。ですから、お父さんが先に亡くなった場合は、相続税はそんなに莫大にならないことが多いものです。

ですが、お母さんが既に亡くなっているときや、お父さんの遺産を相続後、お母さんが亡くなったときが問題。そのときには子供たちは4200万円(3000万+(600万×2人)という計算)までしか非課税になりませんから。とくにハーロックさんのお父さんの場合、土地の資産が多く、現金はあまり持っていないということでしたら、相続税が払えない、ということが起きてくる可能性は多いにあります!

生命保険なら500万円までは相続税がかからない、といった制度もありますので、今のうちから何か対策は練られたほうがいいかもしれません。

とはいえ、おそらく親御さんもそのあたりは考えているのではないでしょうか? 何より、法定相続通りに渡す希望をお持ちなのかどうか、親御さんのご意向もあるかと思います。まずは親御さんに聞いてみるなど、一度きちんとお話されておくことをオススメいたします!

いかがですか?
風呂内先生の回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE
  • 風呂内 亜矢(ふろうちあや)1978年生まれ。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。宅地建物取引士。住宅ローンアドバイザー。大手電機関連会社に務めていた26歳のときに、マンンションを購入。それを機に、マンションの販売会社に転職。実体験を交えた分かりやすい説明が人気で、年間売り上げ1位の実績を上げた。2013年よりファイナンシャルプランナーとして独立。現在は、テレビやラジオ、雑誌、WEBサイトなどで情報を発信中。著書に『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社)がある。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る