年齢を重ねると、髪のうねりが気になる人が増えてきます。毛髪そのものが細くなりやすい大人世代にとって、うねりは時としてアホ毛となってフワフワ浮き立ち、シルエット全体がたるんだ印象に見えやすいものです。そこで今回は、毎日の隙間時間にチャチャッとできる、超お手軽な頭皮ケア&マッサージについて紹介します。

 

「髪のうねりは、加齢や外的刺激などによって起こる“毛髪の水分と油分の減少”が関係しているんです」と教えてくれたのは、日本を代表するカラーリストであり、髪のダメージケアでもトップクラスのヘアサロン・CALON銀座代表の西海洋さん。さらに、もうひとつ気になるのが“頭皮毛穴の開き”。皮膚の弾力がなくなって下がると、毛穴が開いて変形するため、そこから生える毛髪もゆがんでくるんだとか。頭皮のたるみが“頬をたるませる”ことは有名ですが、同時に毛髪の歪みにもとても関係しているなんて!

 


涙型の頭皮毛穴が
頭皮を汚して髪を歪ませる


顔の毛穴をよ~く覗くと、以前に比べて「涙型に広がっている!」と焦った経験、ありませんか? 丸かった毛穴が楕円に形を変えると、毛穴そのものが目立ちやすいだけでなく、頬のたるみも気になりますよね。もちろんこれは頭皮の毛穴にもいえること。頭皮がたるめば、一枚皮で続いている顔の毛穴もたるむのです。輪郭の変化に気が付いたら、頭皮毛穴にも目を向けてみましょう。

実は、この頭皮のたるみは、髪型のシルエットにも関係してきます。例えば、顔の毛穴が開くとそこに角栓が溜まりやすくなるように、開いた頭皮の毛穴は皮脂やほこりなどの汚れがべったりと張り付きやすくなり、汚れ詰まりがおきます。すると、毛根部分が頭に張りつきやすくなるため、トップがペターンと寝てしまうのです。

「頭皮がたるむと弾力が失われて、頭の血流が悪くなります。すると髪は弱々しく頼りない、細い毛髪へと変化してしまいます。ハリコシがなく、毛髪が軽くなってしまうことでうねりが出て、やがては薄毛につながります。さらに、毛穴がたるむと涙型へと徐々に変形していきます。そこから生えてくる毛が毛穴の形に合わせて歪んでしまうため、これもまた、うねりとなって現れるのです」(西海さん)


では、毛穴をたるませず髪のうねりを出さないためにはどうしたらいいのでしょうか。
「毛穴を引き締めるためには、定期的なサロンでのヘッドスパで毛穴のクレンジングを行うことや、お風呂上りに引き締め効果のある保湿ローションを用いることが大切です」(西海さん)とのこと。
ホームケアで使える毛穴クレンジングやスカルプエッセンスを、ぜひパウダールームに用意しましょう。

ヘアライター小澤のおすすめスカルプケア

濃密エキスの炭酸泡で
洗いながら頭皮に活力を


炭酸による微細な泡が汚れを取り除き、頭皮に栄養が行き渡るスペースに整える“養毛サポートケアシャンプー”。フルボ酸やクロロフィルにより、頭皮ケアはもちろん、白髪予防やニオイもケア。
 

ヘアライター小澤のおすすめスカルプケア②

ストレッチオール 120mL ¥13200/イーラル(※サロン専売品)

歪んだ毛穴を立て直し
ハリコシ感のある髪へ

頭皮を“頭肌(とうき)”と考えることで、新たな美の導きを体現できる、インバス用の洗い流さない美容液。たっぷりの美容液成分がもっちりとした頭肌へと導き、毛穴を正常化していきます。潤いのあるみずみずしい頭皮で、髪を根元からふんわり。

 
  • 1
  • 2