食べかけのお菓子とか見当たらない、ストイックな雰囲気の開発フロア


アプリは自社開発で、去年の頭くらいに話が出て、リリースは10月、というのは結構なスピードですが、「社内の全製品、開発のスピードが速いので」と、金子さん。顔色もよくお元気そうで、ムリして開発した感はありません。話を聞くとアプリだけではなく、美顔器の回路設計もしているとか。アプリの開発と、電子回路の設計を同じ人ができるとは……想像つきませんが、マスコミ業界に例えると編集者がライターもできる、みたいなものでしょうか。さらに難易度が高いようにも思えます。理系の頭脳のポテンシャルに圧倒されます。

美顔器の波形も開発しているという金子さんにおすすめの波形を聞いたら、「メディリフトプラスで途中で出てくる波形があるんですけど、もみほぐされている感じが良いですね。咬筋付近に当てています」とのことでした。それはもしかしたら私の場合、虫歯の治療跡に響いた波形でしょうか……。金子さんはきっと食生活もストイックで虫歯とかもなさそうです。

ちなみに常に新しくて効果的な波形を研究開発しているそうで、この周波数で何が起こるのか、というデータの蓄積をもとに、組み合わせているとのこと。波形の「組み合わせの妙」というのもあるらしいです。

 

新しい波形を作るなんて、人間の領域を超えてしまっているような気がしますが、実は人類にとってやばい波形だったりしないのでしょうか。聞くと、社内の「効果効能チーム」が測定器や自分の肌、同僚の肌を使って効果を検証しているそうで、それを聞くとちょっと安心です。女性目線で開発するために、金子さんは「私もファンデーション使ってみようと思います」と、研究熱心でした。

あとで、 開発部門のフロアをちらっと見学させていただきました。マスコミ関係のオフィスと比べると、すっきり片付いていて、フロアには静けさが漂っています。机の脇には開発中のマシーンや、様々な電線が置かれていました。ムダなものや娯楽を感じさせるものはなく、すごい集中力で美顔器を開発していることが伝わりました。食べかけのお菓子とかも見当たりません。ここまでガチな環境で作られているのなら、安心して顔を任せられます。

(次回、大ヒット美顔器開発担当者が登場!)


構成/露木桃子

 

前回記事「私の推しは眼輪筋!ヤーマン広報担当の「推し筋話」「顔筋怪談」をBGMに顔面筋トレ」>>

 
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