あと何日かで今年も終わってしまいますね……まさに、光陰矢の如し!

「気になったことはすぐにやる」が信条の編集部・大森は、この年の瀬に、自分がいちばん入りたかった大学への入学を果たしました。おり立った駅は本郷三丁目。これでピンとくる方もいらっしゃることでしょう。そして、本郷通りを歩くこと5分。見えてきました!

暗闇に浮かぶ朱塗りの国指定重要文化財の門……。

赤門!

そう、東京大学です。

 

ではなく、バカ田大学です。

赤塚不二夫さんの漫画に登場するバカボンのパパが卒業した『バカ田大学』。いまだまわりに卒業した人を知りませんが、バカ田大学 入学試験問題 馬科によると、卒業生には坂本龍一(以下、すべて敬称略)、浅野忠信、みうらじゅんなどがいるもよう。

弊社より発売。よろしくお願いします(笑)!

バカ田大学の校歌の歌詞では“都の西北 早稲田のトナリ”となっていますし、ライバル校がテイノウ義塾大学、とされています。ゆえに、早稲田大学での開催も検討されたかと邪推しますが、それが叶わなかったのならココしか考えられません。東京大学でバカ田大学の授業を受けられる、それだけで胸が躍ります。赤塚先生もきっと天国でお喜びのことでしょう!

(薄くて読みづらいかと思いますが)ポスターに書いてある“最低で最高の学歴なのだ”のキャッチフレーズ。自らが唱えて、こんなにもきっちりキマる大学、他にありますでしょうか?  

赤塚不二夫生誕80年企画として、会田誠、養老孟司、みうらじゅん、安西肇、泉麻人など、豪華な教授(?)陣を引っさげ、期間限定で開校。来年もいろいろ興味深い授業をたくさん受けることができます。

  • 暗闇に浮かぶ安田講堂。東京大学校内にいる実感が急上昇!
  • あまりの暗さに会場となる山上会館になかなかたどり着けず……ライトで照らされた立て看板が見えた瞬間、まるで夏の夜の虫たちのように突進してしまいました(苦笑)。
  • 宮沢章夫さんの回に出席。笑いの系譜における赤塚漫画の位置が明確となり大満足の授業でした。


5回授業を受ければ修了証を授与できるとのこと。遂に自分の最終学歴をバカ田大学にできるチャンスの到来です! 2016年の明確な目標ができました……そんな41歳(バカボンのパパと同い年!)でいいのでしょうか?

授業に出るとバカボンパパの特製ノートがもらえます。


これでいいのだ!

皆様、良い年をお迎えくださいませ。