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【約10万円の高級炊飯器】土鍋炊き・お米の銘柄炊き分け・アプリ連携...最先端の技術で、毎食の幸福度が急上昇！

2022.5.9

〔ミモレ編集室〕

お試し品２
米の鮮度を自動で見極め。冷凍ご飯コースや連携アプリが時代にマッチ
パナソニック「スチーム＆可変圧力IHジャー炊飯器SR-VSX101」

水分量の多い新米は250度のスチームでハリを上げ、乾燥したお米は高い圧力と180度のスチームで甘さやみずみずしさをコントロールするなど、米の鮮度や銘柄に合わせた炊き分けが可能。冷凍・再加熱後も炊きたてに近い食感になる「冷凍用ごはん」コースや、銘柄米の出来栄え情報が更新され、遠隔で予約時間の変更ができるアプリも便利。スチーム＆可変圧力IHジャー炊飯器SR-VSX101 ¥115000前後（編集部調べ）／パナソニック

chikako’s Report
お米の個性を引き出す、IH 、圧力、スチームによる炊き分けがスゴイ！

シンプルなデザインで、少し未来的な印象。キッチンの一角に置いても主張しすぎず馴染んでくれ、他の調理家電との調和も取れそうです。

ふたを開けると、スチームを使って炊き上げるための水容器がついています。銘柄米の炊き分け機能を使いましたが、スチームを使って炊くことで、お米のハリ、粒感が際立って感じました。シャッキリした食感でお米の味を濃く感じます。それぞれのお米の持つ味をしっかり引き出してくれて、こちらもおいしかったです。保温中も、容器の中に水を入れておけば、パサつき防止になります。一回で食べ切ることが難しい一人暮らしにはうれしい配慮です。

右上の丸い部分が水容器。ここに水を入れセットします。

IoT搭載で、専用アプリ「キッチンポケット」を使い、炊飯器を無線LANに接続します。炊き上がりの予約時間の変更が、外出先から簡単にできました。炊飯器をセットして出かけたけれど、帰宅時間が遅れそう、急に残業になってしまった。そんなとき、頼りになる機能です。

アプリにアクセスすると、炊飯器がスタンバイ中。設定時間を変更して送信するだけ。炊きあがると、アプリが教えてくれたり、出てくるメッセージが少し優しいトーンだったりで、炊飯器が可愛くなりました。炊飯器に名前をつけることもできますよ。

米の銘柄や状態までも判断して炊き分けたり、メニューに対応した炊き方が選べたりと多機能な上、アプリを使った遠隔操作、他のデジタル家電とトータル管理、さらには食事メニューのサポートなど、炊飯器以外のサービスもあり、家電を通じて毎日の食事を丸ごと優しくサポートしてくれる心強い炊飯器。決してお安い商品ではありませんが、機能とサービスを総合的に受けられることは、かなり魅力的です。

炊き込みご飯にも挑戦。

【２つを試してみて】
それぞれの炊飯器で、銘柄米炊き分け機能を使い、”ななつぼし”と”ゆめぴりか”を食通の友人と食べ比べてみました。

炊飯時間は、土鍋仕様のタイガー魔法瓶の方が長くなりました。
実際に時間を計ったところ、以下のように。

●ななつぼし　2合炊き
タイガー魔法瓶：70分
パナソニック：45分

●ゆめぴりか　2合炊き
タイガー魔法瓶：54分
パナソニック：45分

驚きだったのは、2種類の銘柄米とも、炊き上がりのお味と見た目に2社ではっきり違いが出たこと。同じお米？　と思ったほどです。そして2社ともすごくおいしいのです。
それぞれお米の味を引き出しているのですが、目指している炊き上がりの好みが違うんだろうなと思いました。
個人的な感想ですが、もちもちとしたご飯がお好みの方はタイガー魔法瓶、お米のハリやシャッキリ食感を求める方はパナソニックがおすすめだと思います。