うさぎは、飼い主の顔を舐めてくるくらいなつくことも


意外にもうさぎは、飼い方によっては人間に懐きます。うさこの場合は、私の顔をペロペロ舐めるほど愛情豊かでした。

私は小学生のときは飼育委員で、うさぎのお世話をしていたのですが、そんなになつくという印象はありませんでした。やはりペットとして愛情を注いで育てると、違ってくるのでしょうね。
だからこそ、一段とうさこの闘病&死は、私に大きなダメージを与えたといえます。

 


愛兎の闘病生活


うさこは11年も生きたのですが(人間でいうと、100歳くらい)、骨折が原因で3回の手術を経験しています。
そのときは、金銭的にも労力的にも大変な思いをし、ペットを飼うことは「可愛いだけではない」ことを思い知りました。

「うさぎの骨は折れやすい」と言われています。「うさぎとの暮らし大百科」によると、
<ジャンプ力に優れ、軽々と跳び回ることができるうさぎ。そんなうさぎの骨は人や犬、猫などと比較するとずっと軽くて薄く、もろいものです。>
とのこと。

うさこは、5歳のときにケージに右足をひっかけてしまい、骨折しました。
急いで夜間にやっている動物病院に連れて行き、ギブスをしてもらって様子を見たのですが、しばらく経っても骨がうまくくっつかなかったので、足にアルミのピンを入れる手術をしてもらいました。

退院後、しばらくは、毎日通院して遠赤外線治療をして様子を見ていたのですが、指先のほうから壊死が進んでしまい、「右前足を切断するしかない」ということになり、2度目の手術を。
退院後、右前足を失ったうさこは、本当に辛そうでした。でも、数か月後にはどうにか回復し、3本足で元気に走り回るようになりました。

……が、4年後の9歳のときに、もう1本の左前足を骨折してしまい、また手術をすることに。このときははじめからアルミのピンをいれる手術を選択したのがよかったのか、1週間の入院後、無事、退院できました。
言葉で説明するだけだと、そんなに大変そうに思わないかもしれませんが、実際は、驚くほどの金額と労力を必要としました。
次のページでご説明します。