モデルとして、テレビ出演やラジオパーソナリティとしても活躍中の浜島直子さん、愛称“はまじ”。彼女がファッション、ビューティ、ライフスタイル、さまざまなジャンルで新しい自分を発見していく連載です。

スタイリストであり、エディターでもある大草直子さんの目を通して表現されるモデルはまじから、大人の女性が目指したい“色気のある人”=自分のキャラクターがある人について紐解いていきます。

 


関連記事
「白」よりも「黒」が色気を引き出す理由【大草直子×モデルはまじ】>>


まわりの”空気”よりも自分の気持ちに素直に


色気のある人というのは、自分のキャラクターを纏っている人、というお話をしてきました。では、ファッションで自分のキャラクターを出すとしたら……。何を着るか、ではなく、自分のために服を着る、自分軸で判断することだと思っています。

でも、自分軸がときに難しくなる感じるときがあります。たとえば、この2年間に流れていたような、おしゃれをするよりも……というような“空気”。もちろんラフなファッションが心地いいときもあるけれど、ちゃんとおしゃれをして自分をモチベートしたいときもあるはずなのに。それ以外にも、なんとなく自分軸で選んだり、自分のためにおしゃれしたり買うことを躊躇させる“何か”を感じることは、皆さんにもあるかもしれません。でも、それと自分のおしゃれしたい気持ちは全く別のことなんですよね。

 
 

華やかな靴をあえてカジュアルなスタイルに合わせたっていい。そんなスタイルをできるのも大人のおしゃれの醍醐味です。スウェット¥20680/アール ジュビリー(ショールーム セッション) デニムパンツ¥25300/アッパーハイツ(ゲストリスト) パンプス¥180400/マノロ ブラニク(ブルーベル・ジャパン) 時計¥852500/IWC ネックレス¥767800/ミラモア(ミラモア ファイン ジュエリー)

たとえば、毎日は履けない、もしかしたら年に数回も履かない高いヒールの靴。でも、履くことでぐっと気持ちを元気にしてくれるなら、たとえ周りがコンフォートなフラットシューズばかりだったとしても、自分のために履きたい。高いヒールは気持ちも上げてあげてくれるし、背筋もしゃんとする。視線も上がるから新鮮な景色も見える。それは自分のために選んだからこそ、味わえる気持ちや見える景色なんですよね。

最近になってうしろめたさのようなものを覚えずに、おしゃれができるようになり、改めてファッションがくれる力や楽しさを感じています。

はまじもファションの力を感じているひとり。ある一足の靴のことを教えてくれました。黒いベルベットのヒールブーツを2年前に一目惚れして買ったそうです。でも、その後はなかなか華やかなブーツを履いて出かけるシーンは訪れず、彼女の普段のファッションやライフスタイルには合わないので、今もまだ履いていないと言います。それでも大事に取っておいて、いつか履ける日を、ときどき眺めてときめきながら待っている。実際に身につけることで力を感じることもあるし、こんなふうに側にあることで気持ちをあげてくれるのもファッションなんですよね。

自分が本当に必要なものや着たいものに素直にいること。それが色気のある人でいるためのシンプルな方法です。
 

共通点が多いモデルはまじとスタイリスト大草直子さん。名前は”直子”。誕生日は一日違い(はまじが9月12日、大草さんが13日)。父親が銀行員、そして、時期は違えど、ごくごく近いエリアで生活した経験がある、などなど。


【写真】「色気」のある人とは? 45歳のモデルはまじが新たな魅力を開花!
▼右にスワイプしてください▼


【お問い合わせ先】
IWC
アイヴァン 東京ギャラリー tel. 0120-05-1868
アンダーソン アンダーソン tel. 03-3409-1972
エスケーパーズオンライン escapers.jp
ガリャルダガランテ 表参道店 tel. 03-5766-1855
ゲストリスト tel. 03-6869-6670
ザ ストア バイシー 代官山店 tel. 03-5459-6392
ショールーム セッション tel. 03-5464-9975
ピエール アルディ 東京 tel. 03-5464-9975
ブルーベル・ジャパン(ファッション事業本部) tel. 03-5413-1050
マリハ tel. 03-6459-2829
ミラモア ファイン ジュエリー tel. 03-5738-7803

撮影/嶌原佑矢
スタイリング/大草直子
ヘア&メイク/野田智子
構成・文/幸山梨奈
 

 

 


前回記事「「白」よりも「黒」が色気を引き出す理由【大草直子×モデルはまじ】」>>