それに、いざ何かがあった時に約款って見ますか? 問い合わせたほうが早くないでしょうか? うちは、息子が中学生の時に裁判になるほどの事故に遭いましたが、約款は一度も見ていません。その後、娘が盲腸になった時も、夫がヘルニアになった時も見ませんでした。結局、要るのは、保険証券だけです。
学校からの「お便り」は、ほとんどただの「お知らせ」
学校からも、毎日たくさんの紙がやってきます。
丁寧にファイリングしている方が多いのは、愛情深いゆえだと思います。「うっかり大事な紙を捨てて、子どもに恥をかかせてはいけない」「子どもの過ごした年月を形として残しておきたい」。そう考える優しい方ほど、紙をたくさん残されています。
けれども、紙が多ければ多いほど、本当に大事な紙が埋もれてしまいます。そのせいで、提出物を紛失したり、期限を過ぎてしまったりしたら悲しいですよね。
学校から届く「クラス便り」「ほけん便り」などは、お便りですから、つまり単なる「お知らせ」です。こんなことをしましたよ、こういうことに気をつけてくださいね、と先生が一人一人に直接お話をしてくださる代わりに、お便りとして状況を報告してくださっているのです。だから、「聞いて終わり」と同じように「読んで終わり」で捨ててしまって大丈夫。不義理をしていることにもなりません。
締切のあるものはちゃんとスマホのカレンダーに入れて、家族と共有する必要があればリビングのカレンダーにも書き込みましょう。残しておきたい大事な情報はデータ化をします。提出する紙以外で、紙自体を残しておかねばならないことはほとんどないはずです。
思考停止が一番よくない
我が家には、たくさんの紙が届きます。現在、母が寝たきりで、父と一緒に介護をしているため、紙がどんどん入ってきます。
例えば、口腔ケアのやり方が書かれた紙。訪問看護師さんがやり方を説明してくださった後に、「わからなくなったらこの紙を見てくださいね」と、渡してくださいます。とてもありがたいのですが、スキャンして紙は処分しています。
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