ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメの選び方に変更と訂正のお知らせです。マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1箇所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、ベージュリップ編です。


vol.11 「ベージュリップ」が指す色味が変わってきています!

 

上の3つの写真、いずれも「ベージュリップ」を塗っています。ベージュリップと聞いて、あなたが思い浮かべるカラーはどれでしょうか? もしかしたら右の写真のような白っぽいベージュや、左の写真のようなピンクみがかったベージュリップを想像する方が多いかもしれません。一方、中央の写真は、「ほぼブラウンでは?」「赤みが強い?」と思うかもしれませんが、ミモレ読者におすすめしたい「血色ベージュ」のリップカラー。比較してみると血色ベージュのリップを塗ったほうが、若々しくしゃれ見えすると思いませんか?

 


実は、「ベージュ+血色感=ブラウン系」なんです


リップカラーに限らず、ファンデーションやチークやアイシャドウなどメイクに「血色感」が重要視されるようになったのは、やはりイキイキとして透明感が出て、若々しい印象に見えることが大きな理由。

リップにおいては、一気に華やかな印象に仕上がる赤リップを選ぶという手もありますが、主張が強いので、抵抗がある人も多いでしょう。そこで、リップカラーであまり主張をせず、無難にシンプルにまとめたいという人に選ばれてきたのが、ベージュのリップ。とはいえ、ベージュリップにも、血色感をプラスして、今っぽくアップデートが必要です!
ベージュに血色感(赤み)を足す。するとブラウンっぽい色味になりますよね。ブラウンリップといえば個性的なおしゃれな人向けというイメージがあるかもしれませんが、これまでベージュリップを使っていたのと同じ感覚で取り入れられて、かつ明るくシャレ見えするので、大人の女性におすすめのカラーなんです。

こちらは、ややマットで白っぽいベージュのリップを使ったメイク。モード感がある一方で、なつかしさを感じる人も多いのでは? どうしてもくすんだ印象に見えがちなので、今使いこなすのは意外と難易度が高いんです。
こちらはツヤのあるピンクがかったベージュリップを使ったメイク。好印象、モテといえば、の王道カラーではありますが、今、大人が塗るには少しぼんやりとして締まりのない印象。メリハリがつきにくいのでこちらも使いこなすには難易度高し。
こちらは血色感のあるベージュリップを塗ったメイク。赤でもピンクでもない自然な赤みと、ベージュのくすみ感と肌なじみの良さが共存して、強すぎないのに印象的に仕上がると思いませんか?
 
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