少し前になりますが、TASAKIの新作ジュエリー発表会に行ってきました。華やかな新作たちのなかで一際目立っていたのが、黄色いバリケードテープに囲まれた「TASAKI danger(デインジャー)」のシリーズ。 

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「は、入っていいですか?」と思わず聞いてしまったのは私だけじゃないはず。

2009年にTASAKIとデザイナー タクーン・パニクガルのコラボレーションがはじまったときの衝撃は忘れられません。一世を風靡した「balance」に加えて、食虫植物をテーマにした「danger」の常識を覆すパールのセッティングとデザインにはドキドキしたものです。タクーンの登場によって、日本の伝統的なジュエラーTASAKIは、あっという間にグローバルブランドに押し上げられました。

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上から、食虫植物のトゲをモチーフにした「danger fang」のネックレス、「danger」シリーズ初のパールネックレスはロングネックレスとチョーカーの2本。左は曲線状に並んだパールとトゲモチーフが人気の「danger plus」のリング。

最高品質のアコヤパールに施されたトゲは何度見ても「どうやってセッティングしているんだろう」と思ってしまいます。

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食虫植物が葉を広げパールを捕まえようとしている姿を表現した「danger trap(デインジャートラップ)」のイヤリングや南洋真珠の白蝶パールを使用した「danger spike(デインジャー スパイク)のリング。
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まさに食中花のよう。ドキドキします⋯⋯ 。

こうなってくると、コーディネートの主役はジュエリーにして、服は極力ミニマムにしたくなりますね。

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同じく「danger trap」のリング。

しかも、新作dangerのプロモーションビジュアルがまた斬新⋯⋯ ! 何が始まるんじゃ〜と思ってしまいます(笑)。



伝統を守りつつも既存のファンを飽きさせず、常識に囚われないコミュニケーションで新しいファンを掴む。このどちらもブランディングに不可欠なんだということを証明しているのがTASAKIなんですね。目が離せないブランドの一つです!

 

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