大好きな親友であっても、歳を重ねると共に付き合い方は変わってくるもの。逆に、若い頃のままの付き合い方をしていると、関係が壊れてしまうこともあるでしょう。
大人の「親友」との付き合いで大切なことは何でしょうか。


■どんなことで親友と関係が壊れてしまうか

 

大人になって、親友と上手に付き合っていくためにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、逆に「どんなことで関係が壊れてしまうことが多いのか」のかを考えることで、見えてくることがあるでしょう。

まずは、mi-mollet(ミモレ)読者157名からのお声を参考に、「親友との関係が壊れる原因」を4つ紹介します。

 

●親友との関係が壊れる原因1:価値観の不一致


価値観が合わなくなって、親友と疎遠になってしまうパターンは、意外と多いものです。
たとえば……
・学生の頃は同じ悩みを共有できたけど、就職、結婚、出産とそれぞれが違うライフスタイルになっていくと、考え方や好みの相違が出て共感できることが減ってきてしまい、会いたくなくなった。
・親友が宗教団体にのめりこんで、むやみに入信を勧めてきたので、離れた。

親友であっても、価値観が合わなくなると、会っていても楽しくなくなってしまいます。「会う理由」が分からなくなってしまうと、交流が途絶えていくものでしょう。

●親友との関係が壊れる原因2:嫉妬する(嫉妬される)


嫉妬が原因で仲違いになったパターンには、こういうものがあります。
・親友が私の仕事がうまくいっていることに嫉妬して、嫌味を言ってくるようになった。
・人づてに、親友が私のほうが恵まれた環境にいることに対する嫉妬心から、陰で裏切り行為をしていることを聞いた。

距離が近すぎて、精神的に同化していると、相手のほうが優れているところがあったときに、嫉妬して傷つける行為をしてしまう人がいます。
自分の嫉妬心はコントロールをすることはできても、相手の嫉妬心に対してはどうすることもできないので、離れるしか方法がなくなってしまうことは多いでしょう。

●親友との関係が壊れる原因3:「自分を大切にしてくれていない(自分の味方になってくれない)」と感じる(感じさせる)


期待を裏切る言動をしてしまうこと(されること)、失礼な言動をしてしまうこと(されること)によって、関係が壊れることは、よくあることです。

たとえば……
・ネガティブな内容のLINEがくるので冷たく返事をしたら、ブロックされた。
・友人の不倫に反対したことで、「応援してほしかった」と言われ、仲違いになった。
・友人が仕事でのストレスから、八つ当たりしてきた。
・自分の意見を一方的に押し付けてしまった。
・友人はルーズな性格で、いつも約束を守らない。

親友との付き合いに限らず、人間関係が壊れる一番の原因は、どちらかが「自分のことを大切にしてくれていない」と感じたことが多いです。
特に親友となると、心を許している分、期待したり、甘えがあったりするので、ちょっとしたことでも、「大切にしてくれていない」と感じやすいのです。

親友との関係が壊れる原因の4つ目は、ちょっと意外なものです。次のページに続きます。

次ページ▶︎ ちょっと驚きの、4つ目の「親友との関係が壊れる原因」

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