会う約束をドタキャンする。いつも遅刻してくる……約束を守らない人って、いますよね。
そういう人と関わってしまうと、期待した分だけがっかりしてしまうことが少なくありません。
約束を守らない人はどんな思考をしているのか。その特徴と関わり方について紹介します。


約束を守らない人の感覚は、ちょっとズレている

 

約束といっても、重要なものもあれば軽いものもあります。重要度の高いものは、「仕事等での契約を破り、被害が発生」なんて大きなトラブルになりかねないことがありますが、比較的軽いものであれば、「遊びに行く約束をドタキャン」「待ち合わせの時間を守らない」「やると約束しておきながら、実際はやらない」なんてことも。

軽い約束については、多くの人が被害に遭った経験をしたことがあるだけでなく、自分もしてしまったことはあるでしょう。
ただし、たとえ些細な約束事でも“守らない頻度が高い相手”に関しては、気を付けたほうが吉。そういう人は、これから先も約束を破り続ける可能性は高いからです。
それは、その人がもつ感覚が、ちょっと一般の人とはズレてしまっているのが原因でしょう。

「守らなくてもいい」と思って約束していることも……


なぜ、相手は約束を守らないのかというと、そこには、お互いの「約束の定義」が違うこともあるのかもしれません。

何度も約束事を破る人というのは、そもそも「その約束を必ず守らなくてはいけない」とは思っていないことがあります。
特に、“自分の気分”を重視する人(=気分屋さん、気まぐれさん)は、約束をしたときはその通りにしようと思っていても、当日、それをしたい気分ではなくなってしまうと、「キャンセルしても仕方ない」と考えるところがあります。
特に、数人で会う約束の場合は、「自分が行かなくても差し支えがない」と考えることが多く、単なる気分の変化によってキャンセルしがちです。

こういうタイプは、約束をしているときから、「絶対に行く」ではなく、「(行けたら)行く」くらいの気持ちであることも。だから、行かなかったとしても、本人はそんなに「申し訳ないことをした」とは思わないことが多いのです。
ただ、こういうタイプの人でも、「行かないとキャンセル料が発生するもの」や「2人で出かける用事」など、自分が行かないことで何かしら被害が出そうな場合は、約束を守ろうと心がけることがあります。意外と計算しているのです。

同じく、遅刻魔の人は、「時間を守る」という定義が、一般の人とちょっとズレていることも。「待ち合わせ時間の10分、20分の遅れは、セーフ」だと思っていることもあるからです。
人を待たせること(=相手の時間を無駄にすること)に対して罪悪感をおぼえない、自己中心的なタイプであることが多いでしょう。

ドタキャン魔も遅刻魔も、「約束を破ることに関して、そんなに悪いことだと思っていないので、守らなくても平気でいる」のです。「守らなくても、許される」と思っているのでしょう。
逆を言えば、相手に悪いことをしていると分かっているのであれば、できる限り約束事は守るもの。こういう人は、「守れない約束はしない」ことを学ぶことが大切ですよね。

ただし、なかには、「約束は守るべきだ」と分かっているのに、守らない(守れない)という確信犯もいます。
そういう人は、どんな思考を抱き、守れない約束をしてしまうのでしょうか。
次のページで紹介します。
 

次ページ▶︎ “守れない約束をしてしまう人”の思考とは?

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