「多様性」という言葉をよく目にするようになりました。ジェンダーギャップ(男女格差)、LGBTQや人種に対する差別はもちろんのこと、自分とは違う人に対して批判的な行為も、非多様性と言えるのかもしれません。
現在、世界的に求められている「多様性を持つ」とは、どういうことなのでしょうか。また、それができるようになるためには、どうしたらいいのでしょうか。


多様性を持つとは?

 

「多様性を持つ」とはどういうことなのでしょうか。平たく言えば、「自分とは違う人も受け入れられるようになる」ということ。色々な価値観、生活環境、人種、性別、好みの人がいても、「OK!」と思えるようになることです。
日本は「同調圧力」が強く、みんなと同じようにすることを求められる場面が多いものですが、「みんなそれぞれ違っていい。お互いに相手を否定しないで、協調し合おう」という思想が、求められているわけです。

 

ちなみに、同調と協調は違います。「同調」は、たとえ自分の意見は違っても、他の人の意見に合わせてしまうことで、「協調」は、自分とは違う意見の人と折り合いをつけることです。
人に合わせて同調ばかりしてしまう人だって、本来は、自分に嘘をつきたくないし、自分の言い分は聞いてほしいし、納得できる生き方がしたいもの。
だから、誰もが幸せに生きていくために、協調できる人になることは大切なのです。

日本の女性はいち早く、多様性を学んできたところはあります。なぜなら、女性が社会進出をしてから女性の生き方は多様化し、一昔前のように「結婚して、出産して、専業主婦になる」という生き方をする人ばかりではなくなったからです。
現代は、同じ世代でも、専業主婦もいれば、結婚しても仕事をしながら子供を育てている人、既婚で子供はいない人、シングルマザー、独身者などさまざまです。
友達同士でも、環境が違うことは多いし、仲良くしていくためにも、お互いの生き方を否定しないことを大切にしている人は多いことでしょう。

ただし、そうはいっても、未だ差別はなくなりません。多様性を持てる人になるためには、ある“大切なこと”ができるようになる必要があるのです。
それは、何でしょうか。次のページで紹介します。

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【漫画】多様性を持った友情とは?
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